White+α@REPSS照井

こんにちはREPSS照井です。

先日、前職カット専門店のスタッフ数人と居酒屋に行きました。定期的に食事や飲み会に誘っていただけるのは嬉しいことです。今回話した内容は前職カット専門店内の話がメインで、嬉しい話もあれば悲しい話もあったりと、話が盛り上がり終電ギリギリまで話し込みました。

会社内にいると気づかない気付けない部分も、私が退社して離れたからこそ見えるものがあったり、考えられるものがあったりと、違った視点から考えるって大事だなと感じました。美容師の経験を今の営業現場で活かし、少しでも皆さんのお役に立てるように取り組んでいきます。

 

時代の変化

美容室はブラックなのが当たり前という時代から、徐々にホワイトにしていこうという動きが増えてきています。アシスタントの練習を営業時間中に組み込んだり、週休2日制が当たり前になってきていますよね。美容師が働きやすい職場環境を目指し、経営者の皆さんがより良くしていこうと取り組んでいるからこそ、実現しているサロンさんが増えてきているのではないかと思います。

採用面でも強くなりますよね。専門学校の先生目線で考えると、ホワイトなお店の方が安心して生徒を送り出せます。採用の入口としてサロンの武器になり、働きやすい環境を提供することでスタッフの定着率が上がり、離職が起きない仕組みを作る事ができたら理想ではないでしょうか。

私が働いていたカット専門店は大手ということもあり、残業代は1分単位で支給。土日祝日希望休OK。有給連休もある程度自由に取れる。男性も育休大歓迎など。美容業界とは思えないほど福利厚生が整っておりクリーンでホワイトでした。実際働いてしまえばこの整った福利厚生も当たり前になってしまっていましたが、退社し外から見ると改めて高待遇だったなと感じます。

 

ホワイトだけではダメ

いくらホワイトにしても離職は途絶えない。

成功しているサロンもあるかと思いますが、サロンによっては高待遇で福利厚生が整っていてクリーンでホワイトでも辞める人は辞めてしまいます。私もその1人です。先日話した前職スタッフの話によると、私が働いていたカット専門店では、離職者は減ることはなく増えているとのことでした、しかも店長クラスがごっそりと。

待遇面が整っていると、働きやすい環境がありスタッフが定着し離職が増えないと一見思いますがそうとも限りません。しかも大手でこの結果です。ではなぜなのか、成功しているサロンとの違いがあります。働いてくれているスタッフの事を考えると、ホワイトにする事が目的ではありません。

 

キャリアプラン作成していますか?

採用という目線で考えると、ホワイトを武器にするのは強いです。しかし、採用したスタッフ達がホワイトな環境に慣れてしまい、その環境が当たり前になってしまいます。ではその先、スタッフ達がホワイトな環境で長く働く上で大事な事があります。それはキャリアプランです。採用したスタッフ達が今後どうして行きたいのか。そこに沿ったキャリアプランが社内に有るのとないのでは大きな違いです。

例えば、店長になりたいスタッフがいても店長になれる道筋がないと、やりがいがなくなってしまいますよね。もっと稼ぎたくて業務委託を考えているスタッフがいたとしても、社内に業務委託制度がないと他のサロンに行ってしまいます。

スタッフ達の今後を考えたときに、そのスタッフのなりたいを叶える選択肢が多い方がいいですよね。稼ぎたいなら業務委託やフリーランスを提案。独立したいならFCを提案など、今担当しているお客様を失う事なくできるとなるとかなり好条件ですよね。会社としても辞めるわけでは無いのでお互いWin-Winです。

社内をホワイトに近づける動きと併用して、キャリアプランを作成してみてはいかがですか?

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

照井 翔太
照井 翔太
元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
今はSNS等で情報が簡単に手に入る時代。しかしその情報が美容業界の皆様に適切かどうか。皆様一人一人の状況に合わせて、適切な情報やアドバイスをお伝えしています。美容業界の皆様向けの「お金の勉強会」や「独立開業セミナー」も開催しております。