日常から外れてみる@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

先週、いつも親交のある関係各社のメンバーと仕事終わりに皇居を走りました。ランナー初心者もいる会なので、毎月一回くだけた雰囲気で適当に走っているんです。そんな中でのこと、自分の走り方の癖を指摘され、毎回同じところを痛めてしまう原因がわかりました。フォームにも気をつけないといけませんね。自分にも思うところがあったとはいえ、客観的に指摘してもらうと助かりますね。さらに中1日でREPSS会長の下道に連行されて、普段なら仕事をしている時間帯に皇居を走りました。みんなが働いている時に走るという罪悪感を抱えながら午前中から気ままに走るという。いつもは仕事終わりに走っているコースでも、明るい時間から走ってみると全く違う景色に見えました。

犬を連れてベンチにボーッと座っている人や、皇居を観光している海外からの旅行者、我々と同じように働きもしないで走っている人、普段は何してるんだろう?といった不思議な雰囲気の人など、普段は目にもとめない人々が新鮮に映ります。同じコースを走っているのに違う情報が入ってくる。ルーティンで生きていると自分の見方や考え方が知らぬ間に凝り固まってしまうような気がしました。

日常から外れてみる

新しい経験や知らないことはまだまだあるはずなのに、自分が見ている世界や考えていることなんかはどうしても偏ってしまいがちです。頭の柔軟さだったり、視野を広げてみることだったり、大事だなと感じていながらもそういったきっかけがなかなか作れなかったりします。こうやって普段ならやりもしないことをやってみると、違う視点で物事を見れたり、考え方が少し変わったりします。これが仕事やプライベートに直結するかはわかりませんが今回はいい経験でした。はたから見たらサボりなんですけど。

仕事において自分では強みと思っていたところが、外から見るとウケが悪くて要改善ポイントだったりします。自分では弱点と思っているような、自信もないしあまり人に見せたくないようなところが、外からは意外と評価されていたり。周りから見てもらうと気付けない自分がいます。視点が変わると同じ事象でも反応が変わります。

 

お客様の視点

美容師さんの視点とお客様の視点はもちろん違いますよね。美容師さんは毎日いろんな人の髪の毛のことを見ています。小さい時から髪の毛にワックスをつけたり、友達の髪を切ってあげたり、ずっと長い期間髪の毛に興味を持って生きてきたと思います。かたや、お客様の中には髪の毛に興味を持つ日は月1回程度の人もいます。もっと興味を持ってよ。と思ってしまうものですが実際はそんなもんです。私もスーツを着るようになってからは髪への意識はどうしても落ちてしまいました。

美容室あるあるで、カウンセリングで無理難題を言ってくる。説明してもわかってくれない。何年も通っているのにいまだに意思疎通が困難。そんな場面がありますよね。

お客様の立場からしたら、伝えたいことが雰囲気でしか伝えられない。言語化できないから汲み取って欲しい。提案して欲しい。よくわからないからお任せ。いろんなお客様がいる中でカウンセリングというのは定型化してしまいがちです。相手の視点で考えることが抜けてきます。

相手の視点

個人的にはワインバル的なお店での注文にけっこう困るんですよね。店員さんにいろいろ丁寧に説明を受けても結局何だかわからない。理解の浅いままに結局おすすめを注文しちゃうんです。ワインはいっぱいありすぎてわからないですし、英語ならまだしも世界のどこかのカタカナ料理も馴染みがなさすぎて覚えられないし、一度聞いても次の注文時には飲んでるので覚えていない。モテ男のごとくスマートに注文ができないんですよね。わかりずらい状態にすることでメリットはあるんですかね?私の勉強不足なのでしょうか。敷居を高くしているのでしょうか。

料理やお酒が美味しいか?は関係なく、あのお店にまた行こう!とはなりにくいですよね。美容室の再来理由は技術だけではないように、技術プラス相手の視点で考えること、その繰り返しによって良いサービスになっていくと思います。

少しルーティンを変えてみることによって、新しい気付きが生まれるかもしれません。勤務時間中のラン、おすすめです。

 

 

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。

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