指名を取っていく@REPSS照井

こんにちはREPSS照井です。

先日とても嬉しい出来事がありました。それはとある打合せの際、お客さんから「これ照井さんに買ってきました~」とお土産をいただいた事です。ありがたいですよね。何がそんなに嬉しかったかというと、私の大好きディズニーのお土産だったからです。笑 そこかよ!とツッコミの声が聞こえてきそうですがめちゃくちゃ嬉しかったです。

そのお客さんと前回の打合せの際、仕事とは関係のない雑談の中で、私がさりげなく言った「ディズニー好きなんです」という言葉。それを覚えているだけではなく「以前にディズニー好きって言ってましたよね?」と自然に伝えられるってとても素敵じゃないですか?

親近感が湧くというか、相手との距離感が縮まりますよね。同じように伝えてもわざとらしく聞こえる人もいれば、そこに仕事が絡んでくると営業かけられている感が強くなったりしてきます。自然に相手が喜ぶような言葉を伝えられるのは見習うべきことだなと感じました。

 

次への繋げ方

「初めまして担当の照井です。よろしくお願いいたします。当店を選んでいただきありがとうございます」

私が美容師時代、新規のお客様には必ずカウンセリングの前に伝えていたことです。多少文言は違えど、比較的どのサロンもこんな感じではないでしょうか。美容師さんは初めての会ったお客さんと、お互い関係性のない状態からカットなら1時間、カットカラーなら約2時間。この時間内でお客様と信頼という距離感を縮めてどう次回に繋げるか。指名に繋げるのか。を考えていくと思います。全てマンツーマンではなく、アシスタントに任せる部分があるとより時間は限られてきますね。

技術が上手い。要望が叶った。仕上がり大満足。この3点セットをお客さんが感じることができたら間違いなく次回予約が取れますよね。特にお客様とコミュニケーションを取っていなくても、技術だけで次回に繋がる。そんな美容師さんもいるかと思います。しかしお客さんの中には、仕上がりも大事だがサロンでの居心地の良さや美容師とのトークを求めている人もいるかと思います。ご年配の方は特にそうかと思います。

 

こんなスタイリストいませんか

私が美容師として働いていたサロンで、技術はイマイチだが指名売上は常にトップクラスのスタイリストKさんがいました。最初に言っておきますがこれは悪口ではありませんよ!笑 実際一緒に働いている頃は、Kさんのプライベートを知らないお客さんはいないんじゃないか?というくらい、お客さんとプライベートの話でお互いいつも盛り上がっている印象でした。

しかし技術はイマイチのため、お客さんが叶えたい要望とは違う仕上がりになることが多かったです。そんな状況になっても、言葉巧みにお客さんを納得させているという場面もちらほら。

今思い返すと、お客さんは技術や仕上がりをもちろん求めていますが、それ以前にKさんが言うんだったら納得。Kさんに任せます。というお客さんがKさんに対して絶対的信頼感があったなと。ではなぜ、技術や仕上がり以外で信頼を築き上げていたのか。それはコミュニケーションではないかと思います。

 

違うタイプこそ参考に

ただ会話をするというのではなく、自分の人となりをさらけ出しつつ、お客さんはプライベートでは何をしているのか、趣味は何なのか、仕事は何なのか。兄弟はいるのかなど、そこから見えてくるお客さんの人となりを想像しながらコミュニケーションの中でアプローチをしていく。お客さんからしたら自分のことを理解してくれて尚且つ話を聞いてくれる共感してくれる。全ての人に当てはまるとは限りませんが、この手段で技術以外での信頼を築き上げていたんだなと。

私とは全く違うやり方をしていたので当時約7年前は全く参考にしていなかったのですが、今になって参考にできることがあるなと気づかされました。技術はイマイチですが。笑

何かにつまずいて悩んだり立ち止まったりした時には、自分と全くタイプの違う人の話を聞いてみたり参考にしてみたりするのもいいのかもしれません。そこに成長できるヒントが隠されているかもしれませんね。

 

 

この記事を書いた人

照井 翔太
照井 翔太
元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
今はSNS等で情報が簡単に手に入る時代。しかしその情報が美容業界の皆様に適切かどうか。皆様一人一人の状況に合わせて、適切な情報やアドバイスをお伝えしています。美容業界の皆様向けの「お金の勉強会」や「独立開業セミナー」も開催しております。