黒字倒産とは@REPSS照井

こんにちはREPSS照井です。

気温が一気に下がり冷える日が多くなりましたね。寒暖差が激しいと体調を崩しやすくなります。美容師の皆さん、12月の繁忙期に全力を注げるよう、より一層体調管理に気を付けて下さいね。

黒字倒産?

黒字倒産という言葉を聞いたことはありますか?黒字、つまり売上から経費を引いて利益が出ている状態。利益が出ている状態にも関わらず、倒産してしまうことを黒字倒産と言います。

ではなぜそうなってしまうのか。

支払いに必要な資金が不足してしまい、支払いができなくなるケースが多いです。

では支払いとは何か?

事業をやっていると様々な支払いがあります。家賃は材料費もちろんですが広告費、光熱費、通信費、人件費、クレジット手数料、融資返済や税金関係など様々ありますよね。

クレジット手数料

意外にかかるのがクレジット手数料。近年キャッシュレス決済の比率が増えてきて、クレジット会社に支払う手数料も多くなっている傾向にあります。

仮に売上100万円の内、キャッシュレス決済比率が半分の50%と仮定します。手数料が3%だとすると、50万円の3%、1.5万円は手数料で取られることになります。それが1年間だとすると18万円。かなり大きいですよね。

融資返済

支払いで忘れてはいけないのは返済。利息は経費になりますが、返済の元本は利益から支払います。つまり、売上から経費を引き残った利益に税金がかかり、税金が引かれた利益から返済をします。返済が全て経費になると勘違いしている美容師さんがとても多いので要注意です。

消費税

独立して初めの期間は免税でスタートするケースが多いのですが、いずれ納めることになる消費税。後々この消費税が国に支払えない、、という美容師さんが非常に多いです。

免税期間はお客様から預かった消費税を国に納めることなく手元に残しておける期間です。例えばカットカラー10,000円とします。この金額に消費税がのっかり、会計時にお客様に提示する金額は11,000円になります。消費税の1,000円は本来国に納めなければいけないお金ですが、免税期間のうちは自分の手元に残しておくことができます。そのため、消費税を売上と勘違いをしてしまい手元に残しておくことなく使ってしまい、消費税納税のタイミングで、消費税分のお金を残していないため支払えない。という現象です。

運転資金の重要性

各種支払いを滞りなくしていくために運転資金がとても重要になってきます。手元に残しておくお金の運転資金に余裕がないと、利益が出ていたとしても支払いができないという状態になってしまいます。

そうならないためにはどのくらい運転資金があったら安心できるのか。サロンを成長させていくため一緒に考えていきませんか?

この記事を書いた人

照井 翔太
照井 翔太
元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
今はSNS等で情報が簡単に手に入る時代。しかしその情報が美容業界の皆様に適切かどうか。皆様一人一人の状況に合わせて、適切な情報やアドバイスをお伝えしています。美容業界の皆様向けの「お金の勉強会」や「独立開業セミナー」も開催しております。

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