採用基準考えていますか?@REPSS照井

こんにちはREPSS照井です。

新年度を迎え、新しい仲間が増えたサロンさんもあるのはないでしょうか。面接をしサロンに迎い入れた新しい仲間が、美容師という仕事のやりがいや楽しさを感じてもらえたら嬉しいですよね。

先日、衝撃的な連絡が知人から来ました。私の知人が勤めているサロンで、最近採用されたスタイリストがヤバイという内容です。何がヤバイかというと経歴詐称。スタイリストとして入社してきたのですが、実際はスタイリスト経験がなかったそうです。なぜ発覚したかというと、働き始めてから数日でお客さんからのクレームGoogle評価星1が立て続けにあり、本人に事情聴取したところスタイリスト経験ありと経歴詐称をしたと打ち明けたそうです。実際は人頭でのカット経験がほぼ無くベーシックカットすらも危ういレベル。なぜ面接時に見抜けなかったのか。

 

どう見抜くか

私は美容師時代、何人かの中途面接を担当した経験があります。私が勤めていたサロンでは、1次面接2次面接を同じ日に行うというものでした。

1次面接では、履歴書と職務経歴書に書いてある志望動機や経歴を確認したり、入社後のビジョンはどう描いているのか。人となりを確認するために兄弟はいるのか、出身はどこなのか、部活はやっていたのかなど、色んな角度から質問をし入社して活躍してくれるのかどうかを見極めていました。

2次面接では、カット技術チェックです。スタイル写真を見せ30分以内でスタイルを完成させるというものでした。カット20分、ドライスタイリング10分の合計30分です。

合計で1時間程なのですが、限られた時間内で初めて会う人のことを見抜くって難しいと当時の私は感じていました。なぜならば、応募者は面接官によく思われようとある程度作り込んで面接に来ているからです。本質を見抜くためには聞く力、質問力が大事になってきます。カット技術であれば、カットしてもらうスタイル写真をどのヘアスタイルにするのかで、応募者の技術レベルが分かってきます。

 

面接の内容を作り込む

私の知人のサロンでは技術面接がないそうです。そのため、本人が持ってきた履歴書と職務経歴書のみで判断をし、技術レベルの確認をしないまま採用してしまったそうです。その結果、サロンの口コミや評価を大きく下げてしまうことになり新規が減ってしまいました。

そのサロンのオーナーさんは、見抜けず採用したこちらが悪いと判断し経歴詐称したスタイリストを受け入れ、現在はアシスタントとして働きながら技術を教えているそうです。

採用する際、その人を迎え入れるとサロンにどう影響が出るのか。プラスになると判断し採用しているかと思いますが、面接時にしっかり見抜かないとマイナスの結果をもたらしてしまうことも。

そうならないためにも、面接時にこれから仲間として迎え入れる応募者をどう判断するのか。中途採用する際は特に。改めて面接内容を見直しても良いのかもしれません。

 

 

この記事を書いた人

照井 翔太
照井 翔太
元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
今はSNS等で情報が簡単に手に入る時代。しかしその情報が美容業界の皆様に適切かどうか。皆様一人一人の状況に合わせて、適切な情報やアドバイスをお伝えしています。美容業界の皆様向けの「お金の勉強会」や「独立開業セミナー」も開催しております。