美容室フランチャイズでまず考える事は?

いつもご覧くださいまして、ありがとうございます!

 

美容室フランチャイズのブログとして今回で5記事目ですね。鉄則や「掟」については少しづつ書いてきましたが、今回は「まず何から考えればいいか?」について書いていきましょうか!

 

美容室フランチャイズをやるにはまずここから

 

今とある美容室さんの美容室フランチャイズ化のお手伝いをしているのですが、そこのオーナーはすでに、これから書く事が出来上がっているので、後は事業計画をどうしたらいいか?のお手伝いなんです。

 

どんなお手伝いか?

 

私の方で、美容室オーナーからヒヤリングした事を「数値化」しています。全てを数値化した事業計画書に書き換えて試算し、エラー箇所を見つけて修正する方法を考えるって事です。

 

過去記事:「美容室経営FC(フランチャイズ)作りシリーズ前書き」

 

この記事中にあります、「スタッフの為の出店とは、そのお店の中心は「美容師力」です」「美容室のフランチャイズ化とは、仕組み作りです。」このあたり。

 

すなわち美容室フランチャイズをやりたいとお考えの方は、何よりも先に「仕組み」を考える必要があるのです。

 

美容室フランチャイズはファミリー系美容室に向いている

 

美容室がしっかり稼働しなければ、どんなにキレイでカッコいい内装の美容室を作って、全台フラット系シャンプー台を入れても、稼働しなければ意味がないですよね。

 

美容室フランチャイズとしてのあるべき美容室の方向性は、テクニカルな美容室作りではなく、どちらかと言えばキレイにかっこ良くなりたいファミリー系美容室作りに寄る感じでしょう。

 

そのファミリー系美容室を稼働させるには、「集客」は絶対的必要要素ですから、美容業界でいう「面貸し」で自分の担当お客様だけにサービスを行う形式とは、全く異なります。

 

美容業界は昔から「美容師さんの力」が最も重視され、技術と接客で売上の80%〜100%を占める割合で、「人間力と技術力」で再来指名を如何に獲得するかに注力してきましたよね。今でも継続的に続けている美容師さんもたくさんいますしね。

 

その手段として昨今ではSNSを利用したブログ発信が注目されてきたわけです。知ってもらうための発信として。

 

美容室フランチャイズは仕組みと人のバランス

 

美容師さんの力に頼り過ぎてしまうと気になり始める事が「人事生産性」や「時間単価」的な事かもしれませんが、このあたりはいったん無視しましょう!

 

また、力のある美容師さんが退職すると、ガサッと売上が減ってしまう傾向。

 

この傾向はまさに「美容師力」に頼り過ぎてしまう事業計画になっていて、なかなか事業を数値化する事が難しくなり易いんですよ。

 

ヘアーマネージャーとして、テクニカルな技術と知識も豊富、接客に細心の注意を払い、感動させたいハイクオリティーの美容室としてのあり方を、美容室FC(フランチャイズ)で展開する事は正直厳しいと思いますので、ファミリー系美容室のビジネスモデルとしての捉え方が本質的に必要になるでしょう。(ちょっとドライにね)

 

ブログ記事での文字表現としては、誤解されないように注意しながら書きますが、美容室フランチャイズにおけるバランスとは「美容師力✕美容室力」が必要です。

 

美容師力✕美容室力=美容室フランチャイズ

 

美容師力は、技術力・接客力・知識が武器ですから、組織作りや仕組み作りってとこは、モチベーションは一瞬上がるかもしれませんけど、仕組みにはなりづらいかなー。

 

美容室力は、組織作りや仕組み作りが重要です。

 

美容室力は、美容師力の向上→美容室力の向上!様な、先に書いた「テクニカル系美容室」の考え方に近いでしょう。

 

美容室力には、絶対的集客力が必要です。

 

美容室フランチャイズを創りあげる為に、まず考え抜く箇所は「絶対的集客力」とお考えください。

 

ここまでなら誰でも思いつく事はあるでしょう。

 

その先に、美容室にご来店いただいたお客様の再来意識をどう植え付けるか。次に考えるポイントですが、少しドライに考えてください。そうでないと、ついつい「「テクニカル系美容室の考え方」に片寄ってしまいがちなのでね。

 

この様な打ち合わせを、いくつかの美容室経営者と打ち合わせをして、形にし稼働させて、過去実績では、法人美容室の売上を10倍以上になっている事実もあるので、どこかのコンサルティング会社もスゴイノウハウは持っていますが、私はどちらかといえば机上論より現場主義なので、準備に時間がかかる事もあります。

 

私があまりドライ系ではないので・・・

 

この記事を書いた人

下道 勝
下道 勝取締役会長兼務代表取締役
美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社の取締役会長と、美容師教育プランニング・美容室事業設計のアドバイザリー業務を運営するNAPIAS(ナピア)株式会社の代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。