美容学校目線での新卒採用@REPSS照井

こんにちはREPSS照井です。
先日遅めの夏休みをいただき、地元の田舎に帰っていました。

地元に帰る度に、行っている恒例行事があります。それは、自分が通っていた美容専門学校に同級生の友人と遊びに行くことです。かれこれ美容専門学校卒業してから毎年の様に続けていますが、先生が今年定年ということで今回が最後になるのか。と思うの少し寂しい気がします。

美容専門学校側の意見

毎回様々な話をするのですが、今回は新卒生の就活についての話になりました。地方の現状として、地元のサロンに就職する美容学生は年々少なくなっており、東京千葉埼玉神奈川といった都心に就職を希望する美容学生が8割とのこと。

美容専門学校の先生的には、卒業生が辞めず長く働いているサロンを就活中の美容学生に紹介し、就職を進めるケースが今まで多かったそうですが、近年少しずつ変わってきているそうです。
なぜならば、地方から都心のサロンに就職し長く働く卒業生が少なくなってきているという現状があるそうです。

この現状を踏まえ、卒業生が働いていなくても長く働ける環境が整っているサロンや、教育制度がしっかりしていてスタイリストデビューまでの道筋が明確なサロン。こういったサロンへ就職を進める動きを私が卒業した美容専門学校では近年取り入れているそうです。

地方の美容専門学校では、都心サロンの福利厚生面や教育制度の詳細といった情報があまり入って来ないため、美容専門学校へ直接求人を載せてくれないか?と交渉にくるサロンさんの話を積極的に聞くようにしているそうです。

人が辞めないサロンとは?

長く働けるサロンとは何か?
一概に長く働けるサロンと言っても様々ですよね。福利厚生が整っているのか、教育面がしっかりしているのか、居心地がいいのか、やりがいを感じられるのか、稼げるのか。人によって長く働こうと思うポイントは違いますよね。

新卒生という目線で考えると、自分がそのサロンに入った時活躍できるイメージができるのか、いつ頃スタイリストデビューできるのかというイメージができるのか、スタイリストデビューするための教育がしっかりしているのか。

サロンの教育面が1番大切なのではないかと私は思います。

教育の明確さ

最近では早期デビューができるという事を売りにしているサロンが増えてきました。例えば1年や1年半といった期間でデビューできると書いてある求人票もよく見かけます。ではその詳細は?

実は教育の詳細を書いてあるサロンは少ないと思います。入社しシャンプーは何月までにできる様になるのか。カットはいつから始まりいつまでにできる様になるのか。デビュー目安の期間は書いてあっても、具体的な教育スケジュールまで明確にしているサロンは少ないのかと思います。

その反面、教育を明確にしてありスタイリストデビューまでの道のりを期間ではなく時間で示しているサロンの方が新卒が集まっている傾向にあります。

ではどうしていくのか。新卒採用に向けて美容専門学校へのアプローチするにも教育の仕組みが確立されていないとアピールするにしても少し弱かったりします。

教育の仕組みを今一度見直し、サロンを強くしていきませんか?

この記事を書いた人

照井 翔太
照井 翔太
元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
今はSNS等で情報が簡単に手に入る時代。しかしその情報が美容業界の皆様に適切かどうか。皆様一人一人の状況に合わせて、適切な情報やアドバイスをお伝えしています。美容業界の皆様向けの「お金の勉強会」や「独立開業セミナー」も開催しております。