離職と向き合う@REPSS照井
こんにちは。REPSS照井です。
我が家では私と妻共にお酒好きなので、夕食後お酒を飲みながら仕事やプライベートなど、様々な事について話をしています。私は週末になると、1日二杯までという我が家で決めているお酒ルールを無視し、酔っ払うまで飲む悪い癖がついてきたので妻に怒られないよう気をつけたいと思います。笑
晩酌での何気ない会話の中で、最近妻から離職について話をしてくる場面が増えてきました。私の妻は美容クリニックで働いています。妻の職場、美容クリニックで最近離職が目立つそうです。離職の理由は人それぞれですが、ここ半年間で離職が続きクリニックでは人手不足になっているようです。
現状と向き合う
直近約半年で5人ほどスタッフが辞めたそうです。元々20人ほどいたスタッフのうち5人が辞めてしまうと、全体の25%もスタッフが減ってしまった事になります。これはかなり大きい問題ですよね。これ以上離職が増えないように原因は何か。どこに問題があったのか。なぜ辞めてしまったのか。を考え何かしらの対策をしてく必要があります。
しかし妻の職場、美容クリニックオーナーは離職原因について目を向けず、新しい人を求人で探せばいい。という考えのようです。クリニックは美容室と同じ美容業界ですが、求人を出すと応募が比較的集まるようで、求人に困っていない。という現状があるそうです。
離職者や離職の原因について向き合わない。
あいつは向いてない。この仕事が合わなかった。根性がない。など、辞めていくスタッフに対しオーナーが色々思うことは正直あると思います。しかし、離職原因と向き合わずにいると一向に改善されないですよね。
確かに求人を出せば応募が来るとはいえ、その状態を繰り返してしまうと、スタッフが辞めては採用し、また辞めては採用しの繰り返しになります。そうなるとスタッフが定着しなくなります。定着しないということは、成長する前に辞めてしまうということです。果たしてそれが会社のため、スタッフのためになるのでしょうか。
目先の人材確保で言うといいのかもしれません。しかし働いてくれている以上はスタッフを成長させてあげたいですよね。それがのスタッフのためになり、お客様のためになり、その結果会社のためになります。
実際、入社して1年経たずにスタッフが辞めてしまうのが当たり前になっているようです。定着率はとても悪いですよね。私の妻は先日入社して2年が経ちました。2年続いたスタッフは久しぶりのようで、クリニックオーナーから関心されたそうです。
現状の離職という観点から考えると確かに関心するかもしれません。しかしスタッフが1年経たずに辞める当たり前から、2年続くのが当たり前。何なら辞めるスタッフが少ないのが当たり前。後者の方がいいですよね。
離職の法則
辞めていくスタッフが急に明日辞めたい。とはならないはずです。何らかのストレスや考えが蓄積されていくからこそ離職という選択肢が出てきます。実は離職には4つの段階があり、その4つの段階を踏むことで離職に繋がると言われています。
不安→不満→批判→離職
私はこの考えを知った時、「確かに」と感じました。皆さんはどうでしょうか。
美容室のアシスタントで置き換えると、
不安:スタイリストデビューできるか不安
不満:先輩練習見てくれない
批判:あの先輩練習しろっていう割には全然教えてくれない
離職:教育がしっかりしたところに転職しよう
一例ですが、最初の不安に対し先輩やオーナーが向き合い、対策を考えていくことができたら次の不満には繋がらないはずです。
離職に繋がる4つの段階を早めに防ぐことで、スタッフが辞めない環境づくりができていけると思います。辞めない環境が作れると、スタッフ定着率も上がりスタッフも成長し、その結果サロン、会社のためになっていくと私は考えています。
この記事を書いた人
- 元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
今はSNS等で情報が簡単に手に入る時代。しかしその情報が美容業界の皆様に適切かどうか。皆様一人一人の状況に合わせて、適切な情報やアドバイスをお伝えしています。美容業界の皆様向けの「お金の勉強会」や「独立開業セミナー」も開催しております。
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