カリキュラムの組み方@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

今回は弊社のBTP教育設計を実際に組み込んでいく考え方を紹介します。

言語化と数値化されたカリキュラムを時間割に当て込んでいきます。営業時間の8時間に教育を当てこむ想定ですが、サロンによっては1日の教育が4時間であったり、2時間のケースもありますのであくまで考え方の一例です。

私の美容師時代は、一つチェックに合格したら次はこれ、次はこれ、という風に一つずつ習得していきましたが、今さらですがこの形式は効率がいいのでしょうか?

なんとなく、流れで教育を受けてきた気がします。

組み込み方の工夫

弊社のBTP教育設計は教える項目の順番や並びに工夫が必要です。現行のカリキュラム通りの順番で組み込めばいい訳ではありません。

丸一日シャンプーだと飽きますよね。手荒れもモデル側の切れ毛も発生しそうです。いくら集中といってもエラーが生まれそうです。

学校の時間割が月曜は国語、火曜は数学、水曜は英語だと困るように。

集中して学ばせることも意識しながら、教わる側の飽きがこないよう、質が上がるよう、現場で実践できるよう、いろいろなイメージをしながら組み込んでいきます。

とはいっても、ある程度項目をまとめないと教える側のスケジュール調整も難しくなります。現場バランスを見ながらカリキュラムを組んでいく必要があります。

まさに実践版の美容学校、夢のような教育カリキュラムを作っていきます。こんな優しくてもいいのでしょうか。給料をもらいながら、営業時間中に教えて貰えるなんてスタイリストからは不満が溢れそうです。

受ける子たちからしたら、逆にありがたみを感じにくいのかもしれません。教えられることが当たり前になり、気が抜ける瞬間もあるかもしれません。しかし自主練とは違って、仕事として教育を受けてもらっていますので、緩んでいるような時は仕事として注意することができますよね。

やる時はやる、疲れたら早く帰って体を休める。教える側も教わる側も集中して教育に取り組みましょう。

傾向として

週に何回、教育の日を設けるのかはサロンの状況、考え方により様々ですが、複数社の教育を作り込んでいて、ある程度傾向というのが出てきました。

入社して最初の1〜3ヶ月は週3日などの多め、その後週2.週1のように減らしていく形が良さそうです。

よくわからない、習ってないことが多すぎる状態でサロンワークをさせるより、初めにアシスタントに必要な技術は早めに教え込んで、あとはじっくりサロンワークとモデルを経験させながら、一年くらいの期間をとる。

重要項目であるカットはじっくり期間を設けながら、サロンワークで他項目と連動させながら習得していかせるイメージ。

デビュー前には撮影やSNS、スタイリング、カウンセリング、などスタイリストとして必要な、技術以外の教育も入れていきます。

週3日でやり続けることもいいのですが、やはり言っても新人。しっかり教えたといっても教育期間が短か過ぎると、本人が自信をもってお客様に入客出来るかというと、不安を抱えてしまうことが多いようです。

カリキュラムの進化

大まかな傾向はありますが、メンズカットまでを早めに終わらせるサロンもあったり、早い段階でカットを入れ込んだり、カリキュラム終了前にカットコンペを入れたりとサロンの色が出てきます。

そこには本来あったはずの、どう育てたいか、どういう美容師になって欲しいのか。そんな想いが可視化されたカリキュラムへと変貌を遂げます。

教える側の進化

教えられる側も夢のようなカリキュラムですが、教える側も改めて、教える内容が薄かったのではないか?スタイリストによって教え方が違いすぎる。そもそも教え方が悪いのではないか。

サロンの新人教育を見直すつもりで取り組んだ結果、自分たちの教え方や、技術の共有、サロンの現場でどうやっているのかをスタイリスト同士で勉強する時間にもなったりと、想定していなかったメリットが生まれることも多くあります。

教育を見つめ直すことでサロンの質が上がります。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。