オヤジ(先輩)はウルセーと思われる@REPSS下道

子供の頃、親に「うるせ〜」とか「クセ〜」とか言った覚えはありますか?私はありまねぇ。少なくとも「うるせ〜」は言った気がします。子供のいるご家族の場合、子供が小学生や中学生にもなれば同じ様な事を言われる親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。

 

では社会人ではどうでしょうか?直属の先輩や役職者、もしかしたら社長に対して口にはしないものの「うるせーなー」と思った事があるのではないでしょうか?

 

このブログを読んでくださっている方々の多くは役職者か社長職の方か将来の社長候補者と思うので、私たち目線で考えてみましょう。

社長の魅力

どんな社長が魅力的というか、カッコ良さというか、理想的と言うか、想像しますか?

 

例えば、ドンと構えた社長、発するメッセージがいつも熱量がある社長、口数は少ないけどやる事を完璧に行う社長、隅々まで知っておきたい把握型の社長、いろんな社長がいますよね。私自身を自己分析すると、いつの間にか勝手に先を走っている社長だったし、時折振り返って声を大にして吠えた事も何度もありましたね。

 

社長職というポジションは、社長が会社を見ている管理している、把握しておくと思われがちですが、実は真逆な気がします。全てのスタッフが社長を見ているのです。社長の行動、言語、癖、身だしなみ、持ち物、そして仕事の結果。しかし人間ですから100点満点の人はいないでしょうし、誰だってどこか欠点もあるはずで、私は欠点多めの社長だったのではないでしょうか。

 

重要な事は、社長は見られているという事です。これは役職者も同様に。皆が従業員の時もそうだったでしょ?先輩や上司、役職者や社長を見て育ったのではないでしょうか?先輩や社長を見て頑張ろうと思った事だってあったはずです。

厳しい先輩

厳しい先輩と、良い人な先輩とどちらの先輩が印象深いでしょうか?年数を重ねた先で、どちらの先輩を思い返せば感謝することが多いでしょうか?私は厳しくしてくれた先輩で、叱ってくれた先輩です。

 

厳しくて叱ってくれた先輩は細かい人ではありませんでした。むしろ自由でした。私の事を一切管理しようともせず、小言も少なめ。しかし結果が伴わなかった時には、猛烈な勢いで厳しく接してきました。何やってんだ、どうやってんだとは聞く事もなく。

 

20年以上連続でMDRT入賞基準を達成し続けている(本年も入賞済み)のは、その先輩に教わったから当然といえば当然なのかもしれません。

 

中学生の頃の超怖い体育の先生を覚えていますか?では中学生の頃の国語の先生は覚えていますか。私は怖くて厳しかった先生を覚えています。卒業式の日に涙を流した事も覚えています。当時は怖くて厳しかったけど、今想えばそれは愛情だったと思えるのです。

最後は楽しく

いつも楽しく最後も楽しい。本来はこれがベスト。

 

しかし現実はどうでしょうか?先輩や上司や社長に上がってくる話のほとんどは、嫌な話か困った話がほとんどでしょ?困ったり嫌な事だからこそ上司に相談しているのですから。楽しい話や嬉しい話は同僚で盛り上がったり居酒屋で楽しく話せたら良いですよね。

 

困難な事や心が折れそうになる事なんてこの先も何度もあるはずです。それを乗り越えてこそ、最後は楽しめるのであって、ずっと楽しいのなら最後の楽しみが薄らいでしまいます。やり切った人ほど、最後を楽しめるのです。

 

問題は、最後は楽しむ為の道中ですね。

うるせーよオヤジ

皆さんはうるせ〜先輩ですか?

良い人と想われたいですか?

社外の人からどう思われようと構いません。皆違う感性と違う環境とタイミングであなたを見かける程度ですから。

 

社内に対してと、もし社外に対してを区切るとすれば、社外とは自分が担当しているお客様にとって頼られる存在で居続けられるかどうかです。社内に対してはどうですか?

 

自分が想う理想的な先輩や社長像に向かっていますか?

 

なかなか出来ないんですよねと、もし言い訳をしたくなったら黄色信号かもしれません。自分に言い訳をする行為に対してです。自分に言い訳をする先輩はかっこいいですか?尊敬できますか?

 

もし理想と現実にギャップがあるなと想うのであれば、それは自分の中だけの問題です。会社や後輩に問題は見つからないでしょうね。なぜならば、自責か他責の考え方の違いだけですから。

 

いずれ、厳しかった先輩が良い先輩だったと思えるのではないでしょうか。

判断力

先輩に相談して、その答えをその場で聞きたいですよね。これは仕事でも同様で、その場の判断を瞬断として置き換えるなら、瞬断できない先輩は知識不足ですから勉強して知識を備える必要もありそうでうね。

 

深く考える必要がある場合もありましが、その深く考えなければならない課題は大きな引き波の後に訪れます。突然沸き起こる問題や課題程度であれば瞬断してから、のちに軌道修正するなりすれば良いでしょうね。瞬断したからといって全てが正しいわけでもないのです。AIじゃないんだから。

 

最も良くない事は判断が遅い事でしょう。遅いというのは最も大きな問題です。全てが遅くなって良い事はありませんからね。それをじっくり考えてという「言い訳」はご法度です。

 

判断力の遅さは、知識と経験だと思うのでまずは知識からであれば、勉強不足という事になりますよね。学ばない先輩がいたら、後輩も学ばなくなります。見ていますから。

 

うるせーおやじは、うるせー事言うだけの知識や経験があるからです。うるさくて厳しいくらいがちょうど良い。

この記事を書いた人

下道 勝
下道 勝取締役会長兼務代表取締役
美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社の取締役会長と、美容師教育プランニング・美容室事業設計のアドバイザリー業務を運営するNAPIAS(ナピア)株式会社の代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。