ライフワークバランスとは@REPSS照井

こんにちはREPSS照井です。

先日お会いした美容室オーナーさんから「最近のアシスタントは練習をしないですぐ帰るんだよね」「でもなんて伝えたらいいのかが分からない」と相談を受けました。「練習しろ」とストレートに伝えたいが、パワハラにならないか。家で過ごす時間も大切なのは分かる。と言うオーナーさんの気持ちもあり、なかなか言いづらいとのこと。

時代の変化とともに、教育の仕方や人との向き合い方が変化してきていると思います。昭和時代の当たり前が平成では当たり前ではなくなり、令和になってからは平成の当たり前がそうでなくなったりと、時代の変化とともに大きく変わってきています。

ライフワークバランスや、〇〇ハラ、コンプラなど、昭和時代ではなかったような言葉が現代では溢れていますよね。上司や学校の先生は部下や生徒に叱りづらくなり、部下や生徒は注意されなくなる。怒られるという事を経験しないまま社会人になる人も実際増えているのではないかと思います。

その結果、感情をストレートに表現することができず、自分の感情は控えるようになり、自分というものを出しにくい時代になっているのかもしれません。SNSで自分の意見や考えを発信する人が増えたのもこういった理由があるのかもしれませんね。

 

求めるもの

近年ではライフワークバランスという言葉が出回っているように、仕事とプライベートのバランスを大事にしたいと言う人が増えましたよね。ここを大事にしたいと面接時に言う美容師さんや美容学生が増えているのではないでしょうか。プライベートの時間は大切ですよね。私自身もそう思います。サロンでは仕事終わりの時間をフル活用し、早くスタイリストになれるよう毎日練習する。と言うアシスタントが多かった時代と比較すると、現代では趣味に多くの時間を使ったり、自分1人の時間や恋人と過ごす時間を大切にしたい。と考えているアシスタントが多いのではないでしょうか。

 

ライフワークバランスとは何か?

ネット情報によると、働くすべての方々が『仕事』と趣味や学習、休養などの『仕事以外の生活』との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方と定義されている。とのこと。

確かに大事ですよね。納得できます。ライフワークバランスの定義や考え方は人それぞれ違うため、否定をする気は一切無いのですが、そのバランスって本当に保てているのかが少し疑問です。

『時間』と言うカテゴリーだけで考えると、仕事をしている時間とプライベートの時間を比較した時、仕事終わり早めに帰宅することでプライベートの大切な時間を多く確保することができますよね。そうする事でバランスを保っている人もいるかと思います。

しかし『収入』と言うカテゴリーで考えるとどうでしょうか。

例えばアシスタント。練習を毎日する人とたまにする人では、技術の習得に差が出ると思います。練習の内容や持っているセンスによっては、少ない練習で上達できるアシスタントもいるかと思いますが、しかし全員がそうでは無いはず。

早くスタイリストになることが目的であれば、未来の自分のために今ある時間をどう使うのかが重要になってくると思います。早くスタイリストになった方が収入も早く上げることができますよね。その結果、自分の欲しい物が買えたり、大切なプライベートの時間の質が上がったり、したいことの幅が広がると思います。

 

未来は自分次第で変えられる

過去を変えることは出来ませんが、未来は自分次第で変えていけると思います。今の自分がどうするかによって、未来の自分がどうなるのかが変わってきますよね。ライフワークバランスを本当に保つためにはある程度収入も必要になってくると思います。そのためには、今は自分に時間を投資し向き合うことで、この先のなりたい自分や本当のライフワークバランスが保てると思います。

先を見据えて今どうする必要があるのか。未来のことを踏まえてスタイリストやアシスタントと向き合い一緒に取り組んでいく事で、今すべき本当に必要なことが見えてくるきっかけにもなるのではないでしょうか。

 

 

 

この記事を書いた人

照井 翔太
照井 翔太
元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
今はSNS等で情報が簡単に手に入る時代。しかしその情報が美容業界の皆様に適切かどうか。皆様一人一人の状況に合わせて、適切な情報やアドバイスをお伝えしています。美容業界の皆様向けの「お金の勉強会」や「独立開業セミナー」も開催しております。