美容室フランチャイズという表現を選んだだけなんです

いつもご覧くださいまして、ありがとうございます!

 

 

最近、「美容室フランチャイズの話が聞きたいっす」という声を結構多くいただく様になったのですが、この仕組作りをブログで少しづつ話しはじめて、まだ間もないんですけどね。

 

 

今日は2名の美容室社長とも、美容室フランチャイズの話になったのですが、皆さんが思い描くフランチャイズのイメージと、私が手塩に掛けて時間を割いて策定してきた、フランチャイズは、コンビニのフランチャイズとは少し違う、美容室専用に落とし込んだ感じなんです。

 

 

美容室フランチャイズと言う言葉

 

 

言葉で言えば、フランチャイズという言語が最も近しくて分かりやすいと思うので、フランチャイズという表現を使っているだけなんです。

 

 

私自身も、フランチャイズというイメージは、本部のフランチャイザーがあって、支店先のフランチャイジーがあって、フランチャイズ先からロイヤリティーだけ「ピンはね」するみたいな、どちらかと言えば、マネー中心みたいなイメージを当初は持っていました。

 

 

他業界のフランチャイズについては、ぶっちゃけさほど詳しくありません。

 

 

美容業界版に置き換えた、美容業専用のフランチャイズを策定する段階では、他業界のフランチャイズを入念に研究した程度の知識。

 

 

仕組み作りやお金の流れなんかはね。

 

 

美容室に置き換えると、仕組み作りとお金の流れだけでは、机上の空論に過ぎないだろうと思っています。

 

 

ましてや、美容業界にフランチャイズのシステムはマッチするのかどうか?という疑念さえありました。

 

 

既存の、他業界で行われているフランチャイズの考え方や仕組み作りを、そのまま美容業界に持ち込んでも、たぶん「似合わない」と思うのです。

 

 

だから、美容業界版に置き換え作り変える必要があったのです。

 

 

美容業界版フランチャイズに変換

 

 

でも、なぜそこまでしてフランチャイズにこだわって、研究して勉強して美容業界版にまで作り変える必要があったのか。

 

 

それは私が当時44歳(今45歳)だった年齢に関係あるのかもしれません。

 

 

私と同年代の美容室経営者の悩みを聞けば聞くほど、将来の不安を皆持っている事。

 

 

今いるスタッフの将来を考えると、できる限りリスクを背負わせたくない親心。

 

 

美容室の乱立による、競争の激化。

 

 

価格競争による、単価の低下。

 

 

そして何より、全国的な問題とした、人財難(美容師求人難)。

 

 

こういったネガティブ要素を抱え、未来を背負う美容師達にとって、生涯美容師達にとって、生き延びるひとつの選択として、その美容室に雇用し続けるという選択、独立するという選択の、大きく分けた2通りの選択しかなかったのかもしれない。

 

 

親心として、今の時代の独立はリスクが大きすぎると忠告しても、やりたい気持ちは止まらない。

 

 

そして、社会的地位の向上を目指したい若者と、技術の向上が、反比例する一部の現実との間で、ネット検索する時間は増え、情報収集と模索を繰り返し、情報過多でさまよってしまう事もある。

 

 

独立志願のある向上的美容師のバックオフィスと、経験豊富な美容室経営者のバックオフィスを繋ぎ合わせると、双方の最大公約数となるメリットと、双方の最小公約数となるデメリットを承知の上でなら、双方の利害は一致する

 

 

この利害関係を、書面に落とし込み、仕組み建てて、成立した形の名称に困った結果、言語表現として最も近かったのが、美容室フランチャイズという言葉だっただけなんです。

 

 

Google先生のエンジンでも、聞いたことのない造語で仕組み創りをするよりかは、美容室フランチャイズと名乗ったほうが、読み込んでくれるしね。

 

 

20年間美容業に携わり45歳の自分だから思うこと

 

 

雇用系美容室の社会保険問題を抱えながら、正社員にこだわった場合、私の今の年齢(45歳)にスタッフがなった時、そして50歳になった時、55歳になった時、そしてそれ以上の年齢になった時、スタッフ教育や店舗管理でまともな給与を出しきれないのではないかという不安。

 

 

店長として完全に店舗を任せる事で、「これなら自分でできそう」と思い描き想像し、過去の経験を元に15坪〜20坪の美容室を開業させる選択。

 

 

本当に正社員雇用の場合、スタッフの将来像を想像した時に、「店舗を任せる」事で安堵できるだろうか?

 

 

そこに「これなら自分でできそう」と思わせない経営理念と引率力は維持継続できるだろうかという不安。

 

 

そんな勝手な、余計なお世話な事を考えていた2年前から、ようやく出来上がった、年長スタッフとの利害関係を、組織化した仕組みが、美容室フランチャイズという言葉を引用した、美容室ホールディングスなんです。

 

 

本当は、美容室フランチャイズという言葉よりも、美容室ホールディングスという言葉の方が、内容としては近いんです。

 

 

ホールディングスという言葉を使うと、なんだか少し大げさ感ありませんか?

 

 

ホールディングスという言葉を使うと、なんだかちょっと・・と感じませんか?

 

 

そう私は思ったので、フランチャイズという言葉をあえて選んだだけなんです。

 

 

けど、ホールディングスという言葉があまりにも小難しそうだし、大企業的なとこが会社案内に書いてある様な大規模ホールディングスではなくて、美容室でも十分に通用するような小規模・中規模のホールディングス的な仕組みがあれば、利害関係は一致するはずなんです。

 

 

美容師さん同志が、共に手に手を取り合って、情報共有するグループも今では多くあります。

 

 

これはすごく心強いし、美容師さん同志にとって情報共有として、大きな財産になると思う。

 

 

今ではネットを使えば多すぎるほどの情報は収集できるでしょう。

 

 

さまざまなグループに所属すれば、なおさらの事。

 

 

どんな情報でも、その情報の受け止め方で解釈は変わると思うけど、最終選択は自分自身なんです。

 

 

美容室フランチャイズ勉強会?

 

 

私の場合、マトリックスセミナー以外で、あまり人と組んで何かをするタイプではないけれど、今回の「美容室フランチャイズ=美容室ホールディングス」について、発信して間もないにも関わらず、興味を持ってくださる美容室経営者さんが結構いらっしゃるので、そのうち「美容室フランチャイズ勉強会」みたいな事をするかも?しれません。

 

 

美容室フランチャイズ勉強会、なんてタイトルがダサすぎて改名すると思いますが、多く声が集まるようでしたら、小さな規模で内容激濃い感じで行います。

 

 

どーなんだろ?

 

 

この記事を書いた人

下道 勝
下道 勝取締役会長兼務代表取締役
美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社の取締役会長と、美容師教育プランニング・美容室事業設計のアドバイザリー業務を運営するNAPIAS(ナピア)株式会社の代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。