美容室を確実に向上させるには@REPSS下道

先日書いた「人・モノ・金」から「採用・教育・お金」への記事。反響もあって読んでくださった皆様ありがとうございます。
引き続き関連することを書いておこうと思います。

採用・教育・お金@REPSS下道

爆速系の急成長も楽しいし勢いもあって私は好きですが、確実に足元を固めながら成長していく強さにも魅力があります。どっちが良いかではなくて、もし私が30歳なら間違いなく爆速系の急成長路線ビジネスプランを組んでいたと思います。実際私のソニー時代はそうでした。

 

ソニーといえども私が所属していた場所はフルコミッション制度でしたから、やったらやっただけ跳ね返りも大きく、逆に沈んだからなかなか浮上できない苦境に陥る制度でした。幸い私は運が良くて、初期に沈み浮上できたタイプでそこからソニー卒業までの期間は爆速だった気がします。

 

その爆速期間は確実に成長したかと言えば正直勢いが大半だったでしょう。もっといけるもっといけると先輩に煽られ、それもとても良い経験でした。もしその経験がなければ今はないでしょう。煽られて調子に乗るのも良かったのでしょうね。

勢いとマインドと

マインドや熱血系は好きですが少し限界もあるでしょう。誘惑もたくさんありますしね。つまり、勢いとマインドだけでは少し物足りなくて、仕組みという設計やプランニングが付加されると、美容室社長が持っている技術というコンテンツを効率良くスタッフに落とし込みやすくなると思います。

 

その上で「将来の不安」を解消する為にスタッフの未来を真剣に考える。例えばスタイリストの先の事や、店長の先、幹部の先と、先々を前もって提示できていると少し不安も少なくなるのではないでしょうか。実際に、そこまで未来を描けている美容室は少ない気がします。だからこそ、今のうちに考えてみてはどうでしょうか?

中間層が手薄の危機感

美容室の場合はお金があれば成長できる業種ではありませんし、きれいな決算書だとしても離職率が高かったり、ベテラン層と新人層が多く中間層が手薄では、新人層の離職の原因にもなりかねません。この現象は、ベテラン層の為の新人教育になりがちで、ある程度できる様になってくると委託サロンやシェアサロンへ転籍という流れに繋がりやすくなる様です。

 

委託サロンやシェアサロンへ転籍してしまう美容室社長の悩みもよく聞きます。ではそれを阻止する事ではなく、転籍するより今の方が良いと思える環境整備が整っていれば、全てとは言いませんが中間層の離職率を減らす事はできると思うのです。それがキャリアプラニングに必要性に繋がります。

教育の中味と外側

教育カリキュラムという「中味」は持っているでしょう。この「中味」はとても充実していて他の美容室には無い内容も含まれているかもしれません。その教育カリキュラムをコンテンツと言い換えてみます。そのコンテンツは見やすいでしょうか?そのコンテンツはまとまっているでしょうか?そのコンテンツは計画的でしょうか?

 

私は美容室社長と一緒に新人教育を考えますが、コンテンツは持っていません。つまり、美容技術も毛髪知識も薬液知識もありませんが、そのコンテンツを計画的に効率よく、そして見やすく誰でも分かる内容にフレームを作り、コンテンツを表示していきます。その結果、その美容室専用の唯一無二の新人教育プランニングが完成します。

 

しかしプラニングすることが目的ではありません。実際の現場で使えなければ意味ないですよね。この使えるかどうかもやってみてからしか分かりませんね。だからまずやってみて、徹底的にダメ出し探しをするのです。ちょっとでもダメなとこ、全然ダメなとこ、変えた方が良いところ。しかし計画の途中で変えてはなりません。修正とは、計画と結果の差分を見直す事が修正なのです。良いところは居酒屋でいーねーいーねと盛り上がりましょう!

REPSS社内でもセミナーを開始

お陰様で私は発信している新人教育に関する記事を通じて、また美容ディーラーさんや美容師さんからの紹介で、新人教育の設計や事業設計の仕事がとても増えています。はじめは「どんな感じなんですか?」という質問や「費用はどれくらいなんですか?」など、興味はあるけど一歩踏み込めないと止まっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

そこで私みたいな怖そうなおじさんが担当するのではなく、REPSS社のスタッフに私の経験とプランニングスキルを伝えて、秋頃からREPSS社のスタッフが美容室社長や幹部の方々の相談役になれる様に社内教育を始めます。

 

希望者だけ私からの厳しい研修を受けてもらって知識を学び実践をし、秋頃にはお引き受けできれば良いなと考えています。しかしまだアドバイザリーとしては新人ですので、私がアシスタントとして確認しながら進めます。費用面も私が主担当ではなないので、スタート時はリーズナブルな設定になるでしょう。

 

美容室が確実に成長する為のお手伝いです。

 

その確実とは教育面です。何かマニュアルに沿ってではなく、仮に10社の美容室があれば10社違う内容になります。これは美容室にお越しになるお客さまと同様で、現在の状態や描く未来が違うのであれば設計も異なります。十人十色ということですね。

 

もし興味があれば、どこかカフェでお話してからにしませんか?

大丈夫ですよ、怖そうなのは顔だけですからw

この記事を書いた人

下道 勝
下道 勝取締役会長兼務代表取締役
美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社の取締役会長と、美容師教育プランニング・美容室事業設計のアドバイザリー業務を運営するNAPIAS(ナピア)株式会社の代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。