独立開業〜物件選びのポイント〜@REPSS照井

こんにちはREPSS照井です。

先日弊社主催の独立開業セミナーを行いました。ご参加いただいた美容師の皆様、ありがとうございました。皆様の独立プランが成功するために、全力でサポートさせていただきたいと思います。

前回のブログにて、融資についてお話ししました。今回は物件についてお話ししていこうと思います。

物件選び

物件を選ぶ際に大事なポイントは3つあります。

家賃・広さ・立地。この3つです。

家賃は安い方がいいです。なぜならば、毎月かかる固定費の中で大きな割合を占めるからです。売上の10%の家賃が理想と言われています。

広さは席数は何席なのか、シャンプー台は何台なのか、スタッフは何人いるのかによって変わってきます。スタッフを入れ、何人かで独立する場合、狭すぎても後々席数が足りなくなる場合があります。広すぎてしまうと、その分内装費用が上がってしまうため、開業資金が高額になる可能性があります。

シャンプー台はフルフラットなのか、バックシャンプーなのか、サイドシャンプーなのかによって、同じ広さの物件でも希望の席数シャンプー台数が配置できるのかどうかが変わります。

立地は今現在働いているエリアからどのくらい離れるのか。離れる距離によっても開業資金が変わります。例えば今現在働いているエリアと同じ場合、指名のお客様をほぼ連れて行けますよね?

この場合は安心なのですが、独立を考えているエリアが離れる場合、指名のお客様を全員連れていくことは現実的に厳しくなります。そのため、オープン初月の売上がいくらになるのかが予測しづらくなります。万が一、売上が予測よりも上がらなくても問題がないよう、手元に多めに現金を残しておく必要があります。

この3つのポイントを踏まえ、物件を探すことをオススメします。

物件探しの落とし穴

物件の契約の仕方が2種類あります。普通賃貸契約と定期借家契約。聞き馴染みがない言葉かと思いますが、何が違うのか。

普通賃貸契約

更新のタイミングが来たら、物件を借りている美容師さんが更新するかしないのかの判断ができます。一般的な契約の仕方です。

定期借家契約

更新のタイミングが来たら、更新するかしないのかの判断は大家さんが決めます。物件を借りている美容師さんが更新をしたくても、大家さんがダメと言ったら退去する必要があります。どんなに売上が順調だとしても、移店する必要が出てきます。その移転費用は全て自分持ちです。

そのため、定期借家契約ではなく普通賃貸契約の物件を選ぶことをオススメします。

しかしエリアによっては定期借家契約の物件が多いです。定期借家契約とは何なのかを理解した状態で契約するのか、理解しないまま契約するのかは大きな違いです。やむおえず定期借家契約の物件を選ぶ場合は、大家さんと良好な関係を築き、長く事業をやりたい旨を伝えましょう。

自分が思い描いている独立プランを実現するためにはどんな物件がいいのか。一緒に考えていきませんか?

 

この記事を書いた人

照井 翔太
照井 翔太
元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
今はSNS等で情報が簡単に手に入る時代。しかしその情報が美容業界の皆様に適切かどうか。皆様一人一人の状況に合わせて、適切な情報やアドバイスをお伝えしています。美容業界の皆様向けの「お金の勉強会」や「独立開業セミナー」も開催しております。