独立開業と資金@REPSS照井

こんにちはREPSS照井です。

前回のブログで、売上に対しての家賃比率について話をしました。独立開業をお手伝いさせていただく上で、融資や物件、内装や保険等、数多くの質問をいただきます。その中で最近お客様からいただいた質問を一つ紹介したいと思います。

物件と融資

独立開業時に物件を契約するための初期費用は融資で借りられるのか?

基本的にはNOです。

なぜならば、これから独立開業する予定の物件を申込みしている状態。物件の初期費用を支払える自己資金(貯金)がある。この二つの条件がクリアしていないと、融資元の金融機関からOKが出ません。

これから独立開業する予定の物件の初期費用が支払えない人にはお金を貸しません。という事です。

物件契約をするために支払う初期費用はどのくらいなのか?一例を紹介します。

家賃20万円

保証金(敷金)6ヶ月分/礼金1ヶ月分/仲介手数料1ヶ月分/保証会社1ヶ月分/前家賃1ヶ月分

このような物件であれば、合計で家賃の10ヶ月分の200万円が初期費用として支払う金額になります。そのため、最低でも200万円は自己資金が無いといけませんね。

200万円自己資金があるのであれば問題ない。果たして本当にそうでしょうか?

自己資金と融資

自己資金がいくらあるのか。融資を受ける際にとても重要になってきます。

目安として、融資予定額を入れた合計開業資金の1/3が自己資金としてあると良いとされています。

開業資金合計が1000万円であれば約334万円。1200万円であれば400万円という目安です。

内装/セット面/シャンプー台/電化製品や雑費/広告など、物件初期費用以外にも様々お金が必要になります。その全額融資を受けることもできますが、万が一融資が希望している金額ではなく減額された場合どうしますか?物を購入したり作るだけではなく、運転資金も必要ですよね?

予測をしていく

独立開業するためには全体でどのくらい費用がかかるのか。どのくらい自己資金が必要なのか。運転資金はどのくらいあると安心できるのか。

融資希望額が仮に減額されても余裕があるくらい自己資金は貯まっているのか。オープンした後、売上が安定するまでの運転資金はしっかり確保できているのか。

皆様が思い描いているプランを一緒に形にしていきませんか?

 

この記事を書いた人

照井 翔太
照井 翔太
元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
今はSNS等で情報が簡単に手に入る時代。しかしその情報が美容業界の皆様に適切かどうか。皆様一人一人の状況に合わせて、適切な情報やアドバイスをお伝えしています。美容業界の皆様向けの「お金の勉強会」や「独立開業セミナー」も開催しております。