時代の変化に合わせる@REPSS照井

こんにちはREPSS照井です。

先日、昔から付き合いのある美容師の後輩から電話で報告相談がありました。

その後輩と知り合ったのは高校生の頃です。年齢は一つ下でかれこれ10年以上の付き合いがあります。人生のターニングポイントごとに私を頼り相談してくれる可愛い後輩です。例えば、美容専門学校選びや新卒で入社する美容室選び、転職相談や人生相談などです。普段は私に平気でタメ口を使ってくる生意気さがあるので全然可愛くありませんが。笑 とはいえ、何年経っても関係が変わることなく、報告や相談をしてくれるのは嬉しいですよね。

後輩からの報告は、今年度から今勤めている美容室の教育担当になったということでした。店長などの役職がついたり今の立場から昇格ということでは無さそうですが、新卒で入ってきたスタッフの教育を任されるようになるということは責任重大です。

 

できない原因は教える側にもある

相談は、新卒で入社してきたアシスタントが「何度教えても伝わらない」という内容でした。この相談内容は後輩のサロンに限らず他のサロンさんでも多い気がします。何度言っても伝わらない。本当に伝わっているか反応が薄いため分からない。などよく聞きます。

例えばサロンワーク。複数のスタイリストに対し一人のアシスタントがヘルプを掛け持つ場合、カラーの放置時間を利用しその間に他のスタイリストのお客様をシャンプーしたりしますよね。なぜそれをするのかというと、効率よくお店が回るようにするためです。

しかし後輩サロンの新卒アシスタントは、何度教えても次どこのヘルプについていいのか判断ができないそうです。私はなぜ何度教えても伝わらないのか。どう普段教えているのか、どう伝えているのかを後輩に聞いていくうちに原因は新卒アシスタントではなく、教えている側にあるということが分かりました。

 

教え方、伝え方次第で相手の受け取り方も変わる

教えている側の問題として考えられたのが、これやっておいて。状況見たら分かるでしょ。見て覚えて。という教え方伝え方です。これらの言葉で教えていたり伝えていたりしていますか?もし使っていたら要注意です。

というのもこれらの言葉、昔は当たり前でしたが今の時代には相応しくないと思います。なぜ相応しくないかというと、なぜそれをすべきなのか。という部分が抜けてしまっているからです。一番大事な部分ですよね。ここが抜けてしまうと、やる理由も分からないままただ指示を受け動くことになります。

昔はなぜが分からなくてもとりあえずやる、やってみる。なぜやるのかを自分で探す見つける。そうやって成長していきましたよね。私の時代もそうでした。しかし、時代の変化とともに人の価値観なども徐々に変化していきます。中には自発的にできる人と思いますが、今の若い世代は基本的には自分で考える前に答えを求めてきます。自分の中で納得し腑に落ちてからでないと、動くということをしない人が多いように感じます。スマホで何でも調べられる今の時代。自分で考えるということが減ってきているからこそかと思います。

何かを教えたり伝えたりする場面では、つい指示を出すことを目的にしてしまいます。しかし、なぜそれをするのかをいう部分を目的にし伝え、相手に考えさせることができたら理解度も高くなりますよね。

 

教え方、伝え方のアップデート

時代とともに人の価値観は変化していきます。そこに合わせて教育の仕方などをアップデートする必要があります。しかし美容室の場合どうでしょうか。時代に合わせて教育の仕方や伝え方などを変えている方もいらっしゃいます。しかし多くの方は、自分が教えられてきたことをそのまま下の世代にも同じ教え方、同じ伝え方でやっていることが多いです。

時代の変化に合わせ、使う言葉や伝え方を変えていくことで理解度や成長速度が変わってくるのではないかと私は思います。

 

この記事を書いた人

照井 翔太
照井 翔太
元美容師
美容業界の悩み解決や美容室経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に営業として入社しました。
美容師の経験を活かし、保険、独立開業、労務、税務などあらゆる視点から美容業界で働く皆様のお役に立てるよう日々勉強中です。
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