ゆとりぼけ@REPSS下道

自分のやりたい仕事や自分の時間を大切にする事は良いですね。美容室で言えば、委託美容師さんやフリーランス美容師さんは、それを望んで組織から離れ自分のペースで仕事をしているのでしょう。組織から離れるという意味は、自己責任で仕事を行うという事ですね。一方で、組織に属しているという事、会社に属しているという事は、その会社の目的や方向性があってそれに共感し皆が協力する事で、組織が成長し従業員を守れる事に繋がります。組織の方向に従業員が合わせる、任された業務や役割を達成する事が従業員には求められます。だからこそ保障されるわけです。給与も福利厚生も。

 

では働き方や業務や役割や個々の意見を従業員毎に会社が合わせていったらどうなるでしょうか?私はバラバラの組織に変わっていくと思います。しかしその結果は会社が責任を取る事に変わりありません。会社が成長していくかは疑問で、従業員を守り続けられるかにも疑問が残ります。

社内協力は仕事か

協力とは自分が任されている業務とは別物で、お互いの役に立とうと思えるかどうか。仕事をする事自体は協力ではなく仕事です。仕事に必要な協力はあるでしょう。しかし協力は仕事かと言えば気持ちの部分が多いのかもしれませんね。仕事と協力は別と考えるのもアリですが、それはその企業文化があって仕事は仕事として自分の役割を全うすればそれで良しという考えもあるはずです。ちなみにREPSSでは皆が協力していると思います。

こちらとあちら

実際の職場では1本の線が目に見えない形で引かれる事がある様です。頭の中でそのたった1本の線が引かれただけで「こちら」と「あちら」の感覚が芽生えてしまう。この感覚が育っていくとどうなるでしょうか。ここでもまたバラバラの組織に変わっていくと思います。

 

美容室でありがちな話の様ですが、美容師さんとフロントさんの関係。まさに「こちら」と「あちら」の関係をよく耳にします。この感覚はめちゃく忙しい状態か、適度に余裕のある状態に慣れてくると発症する様です。めちゃくちゃ忙しいならまだしも、適度に余裕のある状態にこの感覚は難敵ですね。協力とは少し離れた感じ。「こちら」と「あちら」ですから。

 

創業した頃は皆必死ですから余計な事を考える暇もありません。私もそうでした。2005年にREP有限会社を立ち上げてから3年間はある意味構っていられませんでした。会社を軌道にのせるのに精一杯動いていました。こちらもあちらもなく、行くぞー!といった感じでした。ところが困らない程度、余裕はないけど困窮していない程度にまでくるとなぜか「こちら」と「あちら」が生まれてくるみたいな。

 

大きな会社で起きる現象は、営業と内勤との摩擦です。これはそれぞれの仕事に役割や責任があるからこそ起きる摩擦で私は良い摩擦だと思っていますが、「こちら」と「あちら」という感覚は良くない摩擦で、仕事を増やしたく無い、自己中的に線を引く。利他的にお互いの仕事をやり易くスムーズにする為の意見交換で前向きな摩擦はとても良いと思うのですが。

 

実はこのよくない摩擦の解決策は簡単で、仕事の優先順位が分かっていれば問題ないのです。仮に社長から何か頼まれごとがあったとしても、受ける受けないではなく今の状況を的確に先に伝えて、その内容に対して社長の指示を仰げば良いと思うのです。社長からの頼まれごとを先に行うのか、今の業務を優先するのかの判断を仰げば良いのです。

 

last in fast out 私が習った事。仮に上司からでも同僚からでも頼まれごとだからといって、後から入ってきた仕事を優先するのかどうか。今この仕事をやっているのでこの仕事が終わったら取り掛かれますがどうしますか?と、仕事の優先順位を聞けば問題は起きづらくなると思います。

ゆとり

ゆとり教育というのが一昔前にありましたね。これは一部の国民が望んで勝ち取った制度で、その結果は日本の学力低下が数値で表され2011年度以降はゆとり教育の真逆の方針に転換されました。この事から、余暇のゆとりと仕事のゆとりを一色担してしまうと「低下」の恐れがありそうですね。

 

ゆとりを履き違えてしまうと、バラバラの組織になってしまったり、私にも身に覚えがありますが(当時社長なのに)我が強く出てしまったりと私なりに反省する事がたくさんあります。まさに「ゆとりが原因の低下」。バラバラの組織に低下していった時に救ってくれたのが今の部下達です。私は当時、ゆとりボケしていた頃があったかもしれません。

 

ゆとりがあるという事は精神衛生上は良さそうに聞こえますが、その良さそうな状態からもし「こちら」と「あちら」が生まれたり、摩擦が起きたりする事があるとすれば、それは私が経験したゆとりボケ状態なのかもしれないですね。

 

役割を達成しなくてもいい、数字を達成しなくてもいい、それでも会社は何となく調子は悪くないみたいだ。自分の役割を軽く受け止めれば、誰かに必ず負荷がかかります。多くのケース優秀な人に負荷が掛かりがちです。結果が全てではないものの、結果を重視しない理由はない。

 

REPSSの新リーダー達。ゆとりボケするなよ。

この記事を書いた人

下道 勝
下道 勝取締役会長兼務代表取締役
美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社の取締役会長と、美容師教育プランニング・美容室事業設計のアドバイザリー業務を運営するNAPIAS(ナピア)株式会社の代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。