教える幅@REPSS(レップ)田口

定期的にブログを書いてくている田口と岩田。今回は、入社してから教わる側であった田口が教える側を経験してみて感じたことをブログにしてくれえました。教わる側と教える側とを同時期に経験した田口だからこそ、気づいたことも多かったのでないかと思います。

 

「この人から学びたい。この人から聞きたい。」そう思える人ってどんな人でしょう?年齢やキャリアが近い人の方が聞きやすいとは思いますが、それだけで「この人から学びたい。」とはならないですよね。

 

教える側も「選ばれる人」でなければいけません。とても考えさせられる田口のブログ、ぜひ一読ください。

 

教える方法の幅を広げる

こんにちは。

REPSSの田口です。

REPSSに入って3ヶ月が経ちました。

本当にあっというまです。それだけ充実している毎日なのだと感じています。

ある程度社会人を経験して、いろいろ成長してきたと自分では思っていても、新しい環境では上手くいかないこともありますね。

眠れない夜もたまに出てきました。

たまに、なのでまだまだ余裕はあるんでしょうね。

毎日不安で眠れないのは良くないのでしょうが、限界まで負荷をかけながら、もっと成長していきたいです。

新しい挑戦

森本のブログでもありましたが、先日、勉強会という場で発表させていただく機会がありました。

今までにない新しい経験でした。緊張からなのか前日からドキドキが止まらず眠れませんでした。

この数ヶ月間は新人研修を受けたり、教えてもらう側でいることが多かったんですが、

今回は勉強会という場で教える側という立場になりました。

教える側となっても、勉強になる事ばかりです。

複数人に話す難しさ。

1対1ではなく、1対複数。

美容師さんって話し上手、聞き上手って言われる事が多くありませんか?

私自身も物凄くおしゃべりな訳ではありませんが、美容師をやっていた経験もあって人と話すことに抵抗はありません。

美容師になりたての頃は、天気の話と、カラー染みてないですかー?の二刀流で戦っていて、スタイリストからしたらめちゃめちゃ不安なアシスタントでしたが、いつの間にかお客様との会話で困ることはなくなっていました。

フツーに話せるよ。と思っていましたが、お客様とは基本1対1が多いですよね。

実は複数人を前に話をした経験というのはほとんどないことに気付きました。

急に、ちゃんと出来るのか? 怖い!! 眠れない!!ってなってしまった訳です。

豆腐のようなメンタルも鍛えていかないとですね。

 

理解度の違い

一つの物事を見たり、聞いたりしているときに、人それぞれで理解度はバラけてきます。

そもそものプレゼン内容だったり、進行スピードだったり、お客様の興味だったり、集中力だったり、

ある程度詳しい人なのか、予備知識がない人なのか、聞く側の状況は毎回変わります。

お客様の反応を見ながら、状況に見ながら進行していく。

接客とプレゼンでは、人に話すことは同じでも求められるテクニックが全然違いますね。

いくら準備や想定をして臨んだとしても、毎回反省が必要になりそうです。

 

教えるのがうまい。とは?

カットを習っていた頃の話ですが、自分が教える立場になった時に役立つから、この感覚や気持ちを覚えておこう。と思っていました。

しかしいざ教える時になってみると、教えられている部下がどこでつまずいているのか?どこを理解していないのか?どこで迷っているのか?

部下の気持ちや考えていることがわからない、という事が多くありました。

あれー。上手く教えてあげられないなーって。

当時の気持ちを忘れているなら元も子もないのですが、そういう訳でもなく、あの頃の自分はここでつまづいてたなー。こう教えてくれたらわかりやすかったんだけどなー。とか思い出しながら向き合っていてもイマイチ伸ばしてあげられない。

 

なぜなのか?

今になって振り返ってみると、学んだ内容を自分が理解しやすいように頭の中で例を挙げて考えてみたり、言葉を変換してみたり、自分が理解しやすいように自分流で落とし込んでいました。

それ自体はとても良いことなんだと思います。自分なりの覚え方、吸収の仕方みたいなのが固まってくると、新しいことを教わるときの飲み込みが早くなったりもします。

ただ、自分が理解しやすい方法や落とし込み方が、他者もそうであるとは限りません。

「自分はこうやったら覚えやすかったよ!」「こう考えるとわかりやすいよ!」

というように、良かれと思って教えている事も、合う人には合うし、合わない人には全く合わない。なんてことはざらにあると思います。

 

視点の違い

そこにはわからない側の視点が抜けてしまっているんですよね。

年齢が近い、キャリアが近いから、自分とタイプが似てるから、教えられる側の気持ちがわかる。と思っていましたが、あながちそうとも言い切れないのかなと。

あの人に聞きたい、教わりたい。と言われている人は相手の気持ちをはかり、状況を考え、ペースを理解し、教える方法の幅が広い人のことを言うんでしょうね。

プレゼンのうまさにも関わってくると思います。

REPSSに入って少しづつ太ってきた田口ですが、肉体だけでなく、伝える幅も広げていかなければと思います。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。