美容室の早期デビューについて@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

最近、お会いした美容師さんからこんな質問を受けました。

皆さんのサロンでは、スタイリストデビューまでにどれくらいの期間が必要ですか?

「近くのライバル美容室が、新人の早期デビューをうたっているのですが自分たちもそうした方がいいのでしょうか?出来れば大学へ行った子達が就職する22歳の歳、2年後にはスタイリストデビューさせたいと考えています。」

なるほど。

みなさんは美容師の早期デビューについてどうお考えですか?

美容業界全体で早期デビューというフレーズが流行っている気がしますが、そうしていないサロンも昔よりデビューまでの期間は早くなっている気がします。

昔は7年かかってもデビューできないサロンなんてのもザラにありましたよね。

今回は近年の美容室新人教育についてのブログです。

早期デビューについて

弊社は全国の美容室のオーナーさんや教育担当者さんと、美容師新人教育の設計を行なっております。

結論、早期デビューには賛成ではありません。

教育の設計をしていく中で重要視しているのは教育の速度ではなく、あくまでも中身です。

早期デビューを目的とした教育の設計は失敗しやすいということです。

弊社が行う教育設計の大前提は、新人の時間を無駄にしない。集中的に効率よく育成していこう。です。

つまり教育を設計し直した結果、たまたまスタイリストデビューまでの期間が早まるのであればいいと思います。

速度を重視した教育を行って起きる問題は、デビューの基準に達しているのに、チェックに合格しているのに、自信がない、入客したがらない子が出来上がるケースが多いです。

スタイリストになりたくない。アシスタントのままがいい。そんな子が早期デビューを目的とした教育設計で生まれているようです。

自信がつかないまま

確かに自信がないままお客様からお金をいただくということは、本人からしても不安でしょう。真面目なタイプならなおさら強く思ってしまいそう。

設定した期間内にデビューさせようとした結果、必要な教育が薄まってしまって現場の先輩たちと差ができてしまったままだと、不安なまま働き始めることになります。ひいては新人からしたら、ちゃんと教えてくれない。と感じられてしまい、離職の原因となってしまうことにもなりかねます。本末転倒ですよね。

社内からも不満が出る原因になりそうです。何を教えられているのか?早期デビューをさせようとしたって現場では通用しない。結局、朝練と夜練しないと現場には出てこれない。

弊社が教育設計をサロン毎に組み直す時には、期間内に組み込もうとはしません。セミナーでも何度も繰り返し伝えていますが、あくまでも速度ではなく教育の中身が重要であると言っています。

教える内容、推しのメニュー、比重、手順、求めるクオリティ、現場での経験重視なのか、理論や座学からしっかり、サロン毎に考え方は様々ですよね。本来かかる時間や内容を無理やり2年に収めようとすると、オーナーと現場と新人たちの間にすれ違いがうまれます。

なぜ早期デビューをさせたいのか。なぜサロンにその考えが必要だと思い立ったのか。目的を見失わないようにしたいところです。

オリジナルの教育設計

自分も美容師をやっていましたが、美容師の技術が短期間で身につくとは思っていません。わずか数年で先輩たちと同じ基準に追いつけるとは思っていません。弊社が行なっている教育設計は、サロン毎にオリジナルの教育設計を作り込んでいきます。当たり前のようにスタイリストデビューまでの期間も教育にかける時間も違うので、サロン毎に異なった教育設計が出来上がります。

サロン側がどんな美容師になってもらいたいのか。どういうお客様を喜ばせたいのか、スタッフにはどういう未来を見せてあげたいのか。

教育設計からサロンの未来までを設計しています。

少しでもご興味ありましたらお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。