美容室の教育を塾から授業へ@REPSS千葉
美容室の現場でよく聞く話で、私も実際にアシスタントの方から相談があったことです。
サロンで練習する時に、店長や先輩が教えていると思うのですが、その教え方が統一されていないという相談。教えてもらっているのに時間を費やしているのに何言ってんだ?と思ってしまうかもしれません。
実際、その相談を受けたアシスタントの方は、そういった教えてもらっている立場なので、誰に相談していいか分からなかった、こんなことを言っていいのか迷っていたそうです。しかし、実際の現場でAさんから教えてもらったやり方をBさんから指摘されたり、そんなやり方は教えていないと言われてしまったりと、どうしていいかわからなくなってしまったとの事でした。
皆さんのサロンで、実際にこういった問題は起こっていませんか?
最近、弊社で力を入れているBTP、教育プログラムを作成している段階でもこの問題は多々起こっています。
教育の統一
結果は同じだとしても、その過程が違えばスタッフは混乱してしまうのかもしれません。スタイリストに成長しているならまだしも、教わる人によって教え方が違う、教わったやり方をしていると注意されてしまう。
これは実際に今でも起こっている教育現場での問題の一つではないでしょうか。
カラーの塗布方法一つとっても、この間は30分くらい話し合いが続きました、それぞれこだわりがありますからね。でもいい機会だと思っているんです、サロン教育の統一化。
誰が教えても同じというのは中々難しいですが、誰が教えてもやり方は同じ。
いつの間にかオリジナルが入っているそれぞれの基礎を、教わってきた環境によって違う基礎を、サロン用にカスタマイズしていく。その必要性を感じています。
技術によって教える担当を決めていくというのも有効ですよね。せっかくの時間を費やして教育していくのであれば、感謝されるべきだと思いますし、教わる側もすぐにわからないこと出来ないことがあっても、迷ってしまうようなことがあってはいけないですよね。
学校の授業の延長線
こう書いてしまうとなんだか緩さを感じてしまいますが、入社したてのアシスタント教育はこれでいいのではないかと考えています。営業時間に練習しているサロンも多くなっていますが、その時間は元々作っていた時間なのか、それともたまたま空いた時間で練習しているのか。どちらかで大きく意味が変わってくるはずです。
美容室の教育は、冷静に考えてみるといわば塾のようなもので、本人のやる気次第、本人の時間を費やして技術を覚えていく。美容師になりたい人が溢れていた時代にはこのやり方が合っていたのかもしれません、フルイにかけるという意味でも。
しかし今に時代はそうではなく、来てくれたスタッフをしっかり教育して育てたいという経営者の方がほとんどなのではないでしょうか?であれば、本人のやる気に左右されるような、練習しないけど言いにくいというような悩みを抱えていく教育というのは、見直しが必要な時期が来ているのかもしれません。
美容室の教育についての悩みや、改善していきたいというのであれば、ご相談いただければと思います。
この記事を書いた人

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美容師・美容ディーラーの経歴を経て、REPSS株式会社という美容業界に特化した保険/求人会社の執行役員として所属しております。
美容室の開業、経営のお手伝いをしています。普段は基本、お客様やディーラーの方からご紹介頂く「紹介営業」で活動していますが、より多くの独立開業やサロン経営に携わる事ができればと思い、独立開業セミナー等開催しております。
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