美容室の教育担当@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

5月からREPSS社に新人が入りました。

私の元同僚ということもあって、新しい環境での緊張が幾分和らいでいてくれてるといいのですが。もとよりポテンシャルの塊だった照井さん。早くもREPSSに馴染んでくれそうな雰囲気で私も一安心です。これでようやく私はイジられ役を継承することができそうで一安心です。まぁイジリが完全に無くなるとは思えませんが、せめて半減してくれることを祈っています。

長いこと自分が最も若手という時期が無かったので新鮮な1年でした。これからは当たり前ですが先輩という立ち位置になるので、改めて身が引き締まる思いです。私が教えなきゃいけない内容もそれなりにあります。どんどん自分のことで精一杯という訳にはいかなくなっていきますが、1番近い先輩という立ち位置なのでしっかりサポートしてあげれたらと思います。こうやって新しい人が入ることによって、責任感が出てくることもありますよね。

美容室の教育担当

美容室では2年生が教えてあげられることもありますよね。シャンプーをはじめ、開店準備や掃除なんかの教育を任されるのでしょうか。その時期に自信をもって教えれ技術はシャンプーくらいかもしれませんが、それまでになかったモチベーションが生まれることもありますよね。意外と面倒見のいい先輩になったり、教えるのは苦手、どちらかというと避けて通りたいって言う人も出てくるかもしれません。

やる気のある人やキャリアがある人が教育するのにこしたことはないんですが、出来れば若いアシスタント時代から教育を任せる機会を作ることをお勧めします。自分の事で精一杯で1年目を見ている余裕も無いかもしれませんが、インプットしたものをアウトプットする機会を与える狙いがあります。

人に伝えるということを多くの美容師さんは苦手としているかもしれません。自分でやる分には出来るけど。わかってはいるんだけど。人にはうまく伝えられない。言語でアウトプットする機会を若い頃から作っておかないと、お客様にカウンセリングをして最適な返答が出来なかったり提案が上手く伝えられなかったり。それをしちゃってることにすら気付いていないケースが出てきます。

見て学べ

見て学べ。で、育つ子はいわゆるセンスがあるのかも。おそらく苦労せずにサロンワークもそこそこ出来るようになる。接客は人によるかもしれませんが、教える側からしたら手がかからない優秀な子ですよね。ただ、そんな子は少数派でしょう。いかに新人に技術やお店のことを言語で伝えていけるか。サロンの実力を高く保つ秘訣になると思います。

美容師さんには感覚派。理論派がいますよね。練習していくうちにどちらかのタイプか分かれます。感覚で技術レベルが高まっていったが、言語化が出来ていないスタイリストが多いような気がします。それこそが新人が練習しない問題の一因になっているのかもしれません。言われていることがわからないと勿論上達は遅くなりますし、自己流の練習を始めたりと結果として悩ませてしまいます。

基礎の言語化

こだわり抜いた技術を継承し、サロンを良くしていきたいのであればふわっと感覚で教育してはいけませんよね。超応用レベルは言語化出来なくとも、基礎〜応用くらいは言語化してあげる必要がありそうです。言語化することでサロンの教育に再現性が生まれる。つまり誰でも教えられる状態を作ることができます。サロンの技術レベルを最低限は担保しながら、オーナーはいつまでも教育のために時間を割かなくて良くなり他の仕事に集中できる。

教育の一部を任されることによってサロンへの責任感もうまれ、自分自身の復讐にもなる。さすがにカットは初めはオーナーさんが教えた方が良さそうですが、それもいずれ部下にスライドしていければ、理屈上では教育はずっと回ります。その教育も夜自発的にではなく、勤務時間の一部に組み込んでしまうのはどうですか。

少しの工夫で教育が変わりそうな気もしますよね。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。