学ぶ力@REPSS下道
子供の頃、男の子だったらサッカー選手のマネをしたり、野球が好きだったら好きな野球選手のバッティングフォームのマネをしたり、投げ方だったり。そんな事をよくした覚えはありませんか?女の子だったら、好きな歌手やアイドルのマネて歌ったり踊ったりして。
そんなマネ事って、大人になって無意識的にも同じかもしれないですね。かっこいいモデルさんが腕にしているアップルウォッチが売れたり、カワイイモデルさんが着ている服が売れたり、美容室の撮影も同様で、カワイイスタイル写真をアップする事で、「そうなりたい」や「かわいい」をきっかけに集客に繋がる事も多いでしょう。
このマネるという表現は言い換えると学びの影響力だと思いますが、その根源は「そうなりたい」という内面の気持ちから、行動という外面に現れるという現象だと思います。今回は実際の現場で実用した方が成長が早いですよという内容です。
学ぶ影響力
美容室では、例えば教育の方法や集客の方法や求人の方法、店舗のデザインやSNSなど、自分自身が良いなと思う事を取り込んで自分なりに加工したり考え直したりして活用するというのは、ある意味成長速度が速くなるケースがあると思います。
マネるという事、影響を受けるという事、私はとても良いことだと思います。例えば海外の店舗を見てカッコいいなと思えば、少しは影響を受けたということですね。この影響を受けるということは、次の自分のアクションを起こす時に、あの時見た印象が生きると思います。
REPSS社では「とにかく私の良いところだけパクれ」といっています。完全にパクった上で自分の言葉や行動を上乗りする事で、自分オリジナルに変換されたりすると思います。人を育てるというのは本質的にはできる事ではないと思っていて、教育は影響させる事とも思います。特に自然の成り行きでスタッフが上司をマネるという現象が望ましい。この自然の成り行きで、スタッフが上司をマネるという心理は、おそらくスタッフからみたひとつの理想像なんだと思います。
マネるという事、見て覚えるという事、テキストや動画で学ぶ事の総称として学ぶなのでしょうね。ただし注意も必要です。教わる人が教えてくれる人の目の前で、すぐにスマホで検索するような人がたまにいます。この時点で教える人の言葉が遮断されますよね。また耳から聞いていても「聴いてはいない」はずです。人は同時に器用にできる人は少ないと思います。この光景は本当に注意してください。
なりたい自分がない人ほど良いのかも
モチベーションの世界では、「なりたい自分になる」という教育論はありますが、これも正しいのですが、そう簡単に「なりたい自分」を想像するにしても明確になりたい自分を持っている人は案外少ない気がします。ペルソナとして「なりたい自分」を想像するというやり方も良いが、目に見える目の前の身近な人が、ペルソナに近いのならば、小さい頃のマネ事と同じ様に、マネから始めると自然なのかもしれない。
話し方、服装、行動、思考、持ち物。マネできない自分の顔がセットされるだけで、自分のものになったりもします。
マネするという事
以前、千葉にこんな事を言いました。「何か聞きたい事があった時、俺(下道)だったらどうするか?を考えろ」きっと千葉はかなり悩むと思いました。なぜなら、私(下道)を徹底的に理解し、同等の経験や知識量が必要になるからです。
安易に聞いてくれば、こう私は答えます。「聞いちゃダメ」。これは「欽ちゃん」が劇団スタッフに何度も何度も言い聞かせたやり方と同じ。私は「欽ちゃん」をマネたのです。この「聞いちゃダメ」は、REPSS社創業の頃の石井にも同じ方法で考えさせました。
「自分で考える力」を身につけさせるには、この「聞いちゃダメ」は特効薬ではあるものの、「聞いちゃダメ」と言われたスタッフは、「じゃどーしたらいいんだよ」と思うでしょう。だから「考える」事になると思います。
マネるセンス
一方で吉里は、類まれな「マネる力」を元々身につけているのかもしれない。これは実はスゴイ事なんです。「マネる力」のセンスは、REPSS社の中でも吉里は群を抜いている事もあって、生命保険業界でたった3年や4年で、高いレベルでの好成績を残しています。子供の頃も、大人になってからも、この「マネる力」という事が、無意識にでも本人の成長の糧になるのだろうと思います。
例えば100%私をマネられたら、そこの自分自身の個性がプラスされ、必ず私より器の大きい人になるはず。私の良いとこだけ抽出してしっかりマネて欲しいけど、100%は流石に無理でしょうけど。
商品知識や、美容業界における必要な知識、ファイナンシャルプランナーとしての知識などは、勉強すればある程度得る事ができる。左脳的な知識の積み上げの他に、同じ位大切な事が「マネる力」をつける事もひとつなのかもしれない。オリジナルは多くの場合、何かのベースがある。
インフルエンサー
REPSS社のスタッフがもし「マネされる人」になったら、影響力が身についた事と思っていいのだろうと思います。「求められる人」「必要とされる人」「マネされる人」そんな事をREPSS社スタッフに伝え続けたい。未来のREPSS社スタッフが3月に入社します。誰の影響を受けて育つのでしょうか。
この記事を書いた人
- 美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社の取締役会長と、美容師教育プランニング・美容室事業設計のアドバイザリー業務を運営するNAPIAS(ナピア)株式会社の代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。
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