インプット:アウトプット@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。
新人の照井が持ち前のポテンシャルを早くも見せています。とはいっても慣れないこともあるようで、彼なりに試行錯誤している様子。たまに彼のロープレにも付き合いますが、学んだことを思ったように伝えられない様子。指摘するポイントが一年前の自分と同じところでした。今だったら自分が何で指摘されていたのかがわかるようになりました。自分も同じだったよ。こんなところに気をつけて。どういう意識で臨んでいた。なんて先輩らしいアドバイスもしています。自身の成長も感じながら、少しでも参考になってくれてたら嬉しいです。

インプット:アウトプット

どんな会社でも研修という時期はインプットする時間が長くなりますよね。インプットすることに慣れすぎると、インプットすることが目的となっていき、そこで自己満足となってしまう人が多い気がします。自己啓発本やSNSでもどこでも情報は手に入れられる時代ですので、知りたい、学びたいことは簡単に調べられます。ただせっかく学んだことを仕事に活かせないのではインプットした意味が出せていない。頭でっかちにはなるなよと、よく言われていました。
理論や展開図や薬剤知識は頭に入っているのに、肝心の手が動かなかったら思っていたヘアスタイルは作れませんよね。美容師さんでも我々も、結局大事になってくるのはインプットよりむしろアウトプットの方。完璧にインプットしてから準備万端で現場に出ていくよりも、アウトプットを行う機会を早めに儲けて、両輪で研修を行なっていった方が本人の成長のスピードは早くなるはず。完璧にウィッグをカットすることに時間をかけすぎていては、効率が悪いかもしれませんよね。
インプットしたものを、相手にわかりやすいように変換しながらアウトプットしていくのですが、これがなかなかすぐには身につかない。変換することもそうですが、何よりその瞬発力が全然足りてこない。そう悩んでいるうちに次から次へと膨大な情報が頭に入ってくるので、先週インプットしたことを忘れてしまったりもします。早く仕事のやりがい楽しみを感じてもらうためには、アウトプットする機会を多く作ることかもしれません。「人に伝える」はどんな仕事でも必要な能力です。

伝わってる?

私が前職の美容師をやっている時、自分では自信がある技術なのにお客様があまり満足していない?と感じる時がありました。今になって振り返ってみると、お客様にとってなぜ良いのか、なぜ必要なのか、何がどう変わるのか、しっかりと伝えられていなかったんだと思います。それは専門用語を使い過ぎていたり、お客様が理解していないのに説明を続けていたり、そもそも求められていないことを勧めていたり、自分の伝えたい!という気持ちが強すぎて相手の状況を考えられていない伝え方になっていたんだと思います。一生懸命インプットしているのに結果がついてこない時は、お客様への伝え方に原因があるのかもしれません。こうやってブログを書きながら、正しい日本語の使うように気をつけています。そこまで堅苦しくはならなくてもいいですが、雑すぎてはいけません。普段話している言葉をパソコンで打っていくと、ついついわかりずらい言い回しになっていたり、同じ言葉を多く使っていたり、書いていく順番や流れがおかしかったり、改めて気付くことが出来ます。ブログを続けていることもアウトプットの一つです。

現場で学ぶこと

美容師さんはキャリアと共に自分の得意なスタイルだったり、鉄板の方程式みたいなものが出来あがってきますよね。いつの間に身についたんでしょうか。教えられた通りにやっていたこともあれば、おそらく大部分は自分なりに修正しながら現場で身につけたはずです。実際にやってみて上手くいかないこともあれば、逆に自信に繋がることもあったり。アウトプットしながら身に付けたことの方が多いはず。早い段階で成功も失敗も経験させてあげるとその後のインプットの質も上がりますしね。REPSS社は令和になっても昭和要素が残っています。体育会系がいい訳ではなく質、量、向きが大切です。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。