美容室事業計画とは「あらかじめ将来の事を決めておく」@REPSS下道
現在、複数社の美容室社長の伴走者をしています。
その複数の美容室社長さん達から最近あがってくる声が共通化してきています。
「下道さんと組んで、めちゃめちゃ考える事が増えた」とのことです。
そうなんです。私は先導するコンサルではなく、あくまで美容室社長の伴走者という立ち位置のaccompanyです。一緒に共に成長する、成長させる為に私は伴走しています。伴走者ですから、社長の向きたい方向性をまず明確にする必要があって、美容室社長の脳の中にある考えや想いを全て引き出すことから始まります。
美容室社長の伴走者
私のポジションとしては美容室社長のマネージャー的な要素が強いのかもしれませんが、accompanyという伴走者の方がしっくりした意味合いとなります。現に、本気の美容室社長とだけ契約をいただき向き合っています。
この本気の美容室社長とだけに限定しているのは「そうなったらいいな〜」や「できたらいいな〜」という感覚だとすれば、温度差ができてしまう気がするのです。私はやるからには本気でやりたいのです。
年間12回のミーティングの中で、前半の4ヶ月は事業計画の策定の時間を割きます。事業計画だけでおとな二人がかり4ヶ月も掛けるのです。それほど重要なんです。
夢や希望がぎっしりと詰まった目標は、体に染み込む程徹底的に「向」を固めます。REPSS(レップ)社の社員教育の中枢にある「質・量・向」は、私が社会人経験を積んできて言える鉄板的な思想です。
綺麗事だけで目標達成できたら楽そうですが、現実はどうでしょう?
現実は、矛盾が生じる事、混乱が生じる事、その他さまざまな障害を乗り越えていく知恵と度胸と勇気も必要となるでしょう。むしろ、その事柄に遭遇しないような「甘ったれた計画」では、私が伴走者をする意味も時間も費用もお互いに有益ではないと思うのです。私がいなくても、美容室社長だけで達成できるはずです。
美容室事業計画
事業計画とは何なのかをハッキリさせておく必要もあるでしょう。
かの有名なドラッカーは、計画とは「将来に関する現在の決定」と定義しています。これをもう少し優しい言葉に置き換えると「あらかじめ将来の事を決めておく」という事ですかね。
この過去の偉人から引用して、計画は「あらかじめ将来の事を決めておく」と定義しようと思います。
そこそこやるか、そうなりたいか
先程「甘ったれた計画」という全然甘くない尖った表現をしましたが、それは事実なんです。私と美容室社長が共に考える事業計画は、実現できるイメージも沸かないかもしれない。過去の実績を参考にし過ぎない、データに基づき過ぎない、という納得いかないものになるかもしれません。
月面着陸から50年が経ちました。50年前にもし過去の実績データや容易に想像できる事の範囲で物事を進めていたとすれば、月面着陸は難しかった気がします。挑戦にはできるかどうかも分からないが、夢はあったと思います。
実現に必要な思想は、無理がある事、納得いかない事、実現不可能に見える事に立ち向かう勇気が必要です。どうやたっら良いのか分からない様な事が理想です。そこそこを目指すなら、根拠を探す事、事実を直視する事、容易に実現イメージができる事でしょう。
どちらの「心構え」かで推進力の差になるでしょう。
私は理屈よりも夢や希望を大事にしたい。根拠や実現イメージが不必要だとは言いません。美容室社長にとって実現したい未来に大も小もありません。本気かどうかの心構えと、向きはどこを指したいのかが事業計画作りの根底になるものです。
この記事を書いた人
- 美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社の取締役会長と、美容師教育プランニング・美容室事業設計のアドバイザリー業務を運営するNAPIAS(ナピア)株式会社の代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。
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