美容室経営者の退職金

いつもご覧くださいまして、ありがとうございます!

 

今日は京都滋賀へ出張でございます!

 

昼にFacebookを見ていたら、コンプラット社の菊池社長と、京都駅でニアミスですれ違ったくさいw

 

そんな事もあるんですね〜、、、と言っても、菊池社長はこちらのお住いなので、私がビジターなわけですけどね。

 

すっかり京都にも慣れ、京都が好きになってきました!

 

美容室社長の退職金準備

そーなんです、ここ数ヶ月打ち合わせを繰り返していたのは、美容室経営者の退職金積立について、打ち合わせを重ねていたんです。

 

税務的なメリットを生かしながら、退職金として必要な額が算出し、今から銀行で積立をしていった場合と、保険を活用して積立していった場合の比較などを行いながら、実際に退職金を手にする際に、「退職所得控除」の計算をして、実質の手取り額が、必要退職金額に見合うかどうか。

 

例えば、65歳で経営を退いた場合に、基礎年金と厚生年金の合計月額が15万円支給される(本当にこんなにもらえるかは国の政策変更・・・)と仮定した場合、夫婦2人の生活費として、月額35万円は必要という前提だと、毎月20万円の不足額となる。

 

男性の平均寿命と、女性の平均寿命が違うので、あくまで平均値として80歳までの生活費と仮定した場合、月額20万円✕12ヶ月=年間240万円✕15年間=3600万円が退職金の手取り額として必要という事になります。

 

役員の在職期間や最終報酬月額や功績倍率など、退職所得控除の計算式は決まりがある。

 

そして私の手帳には、こんなシークレットもありますw

 

美容室経営者の退職金

退職金の手取りがひと目で分かる早見表!!

 

例えば、退職金を3000万円で設定し、在職期間が30年間だとしたら、退職金に関わる税金が186万円だから、3000万円ー186万円=2814万円が手取り収入になる。

 

ま、これじゃ今回のケースでは足りないんですけど、一例です。

 

ちなみに退職金って、退職する年の役員報酬などの所得と合算して、収入にしないんです。

 

退職金は分離課税という特権

退職金だけは、特別扱いの「分離課税」で「退職所得控除」が適用されるんです。

 

だから、3000万円の退職金をもらっても、税金が186万円という、わずか6.2%の税率でOKなんです!(勤続30年退職金3000万円の速算表から引用)

 

役員報酬を「経費」として上げる事は、来年の所得税率などの個人負担税率を無駄に上げる事になるので、よほどじゃない限り役員報酬を安易に上げることは得策じゃないんです。

 

役員報酬の設定は、普通に生活ができて、ちょっとは贅沢をしたとしても、その程度にしておいて、退職金の積立に回して、後でがっつりもらったほうが、全然手取りが多いんですよ!

 

美容室経営者の退職金は自分でやらないと誰もくれません

今回の打ち合わせでは、退職金として手取り3600万円は準備したいとの事だったので、約3800万円〜4000万円の積立準備が必要なんです。

 

美容師さんの退職金って、自分でやっておかないと誰もくれませんw

 

なので少しでも早めに、少しづつでも積んでおかないと、後でヤバイ事になっちゃいます。

 

現在40歳の美容室経営者が65歳の時に4000万円の退職金を準備する場合

 

40歳〜65歳の、25年間で積み立てます。

 

4,000万円÷25年間=年間160万円の積立÷12ヶ月=月額134,000円の積立

 

現在45歳の美容室経営者が65歳の時に4000万円の退職金を準備する場合

45歳〜65歳の、20年間で積み立てます。

4,000万円÷20年間=年間200万円の積立÷12ヶ月=月額166,000円の積立

 

現在50歳の美容室経営者が65歳の時に4000万円の退職金を準備する場合

50歳〜65歳の、15年間で積み立てます。

4,000万円÷15年間=年間267万円の積立÷12ヶ月=月額223,000円の積立

 

現在55歳の美容室経営者が65歳の時に4000万円の退職金を準備する場合

55歳〜65歳の、10年間で積み立てます。

4,000万円÷10年間=年間400万円の積立÷12ヶ月=月額334,000円の積立

 

ね、だから若いうちの少しづつでも積んでおかないとヤバそうでしょ。

 

私、一応協会認定ファイナンシャルプランナーなので、この様な仕事もします!

 

現在、数百人の美容師さんの退職金準備の「担当者」をしているので、美容師さんのお金周りならお任せくださいな!

 

そして夜は、京都駅付近でひとり寂しくラーメン屋・・・・・

 

美容室経営者の退職金

美容室経営者の退職金

うまーーーーーい!

 

この記事を書いた人

下道 勝
下道 勝取締役会長兼務代表取締役
美容業界特化型保険代理店REPSS(レップ)株式会社の取締役会長と、美容師教育プランニング・美容室事業設計のアドバイザリー業務を運営するNAPIAS(ナピア)株式会社の代表取締役をしている、下道 勝(シタミチ マサル)が、日本全国の美容業経営者に向けた、情報ブログサイトを可能な限りの範囲で更新しているブログです。 日々営業活動をしている中で、美容業経営者の「なぜ」に対し、協会認定ファイナンシャルプランナーとしての情報が満載です。 これから美容業経営者を目指す方、現在美容業経営者の方に対し、情報を発信していきます。