ゆるブラック@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

気温がようやく冬らしくなってきましたね。少し前から風邪が流行っているようです。

今年も残りわずかとなりましたね。美容業界の皆様は繁忙期、お身体にお気をつけてお過ごしください。

私も美容師時代を思い出すと、毎年年末に行くにつれてとんでもなく忙しくなって、人が足りねー!って思ってましたw

美容師の皆様、どうか頑張ってください!!

業務委託からの方針転換

コンスタントに人を採用できているところ、ずっと採用できていないところがあります。

業務委託の美容室を経営しているオーナーから、新卒採用の方が結果的に早いかも。とのお話がありました。人不足の状況が長引き求人広告費用をかけ続けていくよりは、新卒採用に力を入れて一から育てた方がいいのではないか?

業務委託美容師の採用のメリットは採用後からすぐに売上がたちます。教育もしなくてもいい。サロン側は社会保険料の負担もありません。大きいメリットですよね。

一方で、集客が強いエリアの報酬が高いサロンへ流出してしまいやすいということも事実。

業務委託サロンが増えすぎた結果ですが、流出を防ぐために報酬率を上げざるを得なくなったり、求人広告費用もかさんでいく。採用ができないと、先ほどの業務委託サロンのメリットすら感じる以前の問題です。

雇用系サロンよりも少し先のサロンの未来がイメージしずらいかもしれませんね。

 

今後の美容室は

雇用サロン、業務委託サロン、混合型サロン、どちらが採用しやすいのでしょうか?

やはり新卒採用をして、教育をして、デビュー、という従来の雇用系サロンが王道なのではないか。個人的にはそう想像します。

今後のインボイスの影響が大きくなるにつれて、業務委託の美容師さんは多少混乱するでしょうし、売上が変わらないと3年後、6年後と、今よりも業務委託美容師の手取りは減っていきます。

そもそも人を喜ばせたりするのが好きで美容師になっていますからね。組織に所属していたい、チームでやりたい。などの需要も美容師さんには根本的にあると思っています。

2023年11月末、雇用促進に関する助成金の金額が大きく上がりました。良いニュースですよね。日本としては多くの働く人たちを社会保険に入れたいんでしょうね。今まで社会保険に入れなかった人たちも入りやすいような仕組みにハードルを下げていく。それで救われる人がいるのも事実ですが、会社にとっては社会保険料の負担増という懸念は生まれます。

ゆるブラック

サロンを長く続けるということは簡単ではありません。

1人が辞めてサロンが傾かないようにしていく。新卒を取って、育てて、活躍させ、人が溜まっていくサロンが結局強いのだと思います。

人が残る企業とはどんなところか?

労働環境が悪いところ、いわゆるブラック企業というワードも流行りました。いろいろな企業努力の末に、社会保険や最低賃金、残業代などの環境が整備されました。美容業界も昔と比べたらとても良い方向へ変わってきました。

そんな中、最近はゆるブラックというワードがあるそうです。

自身の成長が感じられない。職場だと辞めてしまうというデータがあるそうです。

厳しい過酷な環境は辞めてしまう、優しく整備しても辞めてしまう、企業はどうしたらいいのでしょうかw

全ての統計やデータを信じるわけではありませんが、優しく、甘く、ぬるま湯にするだけの環境では離職を防ぐことは出来ないということですね。何が正解なのかわからなくなりそうですがw

時代の変化に置いていかれないように、方法と戦略は考え続ける必要がありそうです。

厳しすぎず、かつ、成長の実感を感じさせてあげられるサロン、作りましょう。

 

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。

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