人が集まる理由@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

先日、親戚の結婚式に参列するためにお台場に行きました。式やホテルのサービスは最高で、久々に家族の時間をゆっくり過ごすことが出来ました。
最後にお台場に行ったのは10年以上前でしょうか。
昔からあまり立ち寄らないエリアでしたので、久しぶりに歩いてみると全盛期より人が減ったような印象。もっと流行っていたような気がするんですけどね。ちらっとニュースでは流れていた気もするのですが、お台場のシンボルとなっていた商業施設が次々と閉店しているようです。今は2025年に向けて再開発中で、閑散としているのは一時的なのかもしれませんね。これからのお台場に期待です。普段テナントを探すお手伝いをしている側からしたら定期借地権にはマイナスな印象をもっていたのですが、計画的に街をリニューアルする目的があるのだとしたら、地権者からしたら良い手段なのかもしれませんね。いずれにせよ、人が集まる理由を時代に合わせて作り変えて更新していくのでしょう。

真新しいものもなく、昔は流行っていたからと油断して変化についていけなければ、いずれゴーストタウンになってしまうはず。過去の栄光をぶら下げて昔の成功法を続けていると、いざ気がついた時には取り返しのつかない状況になっているかもしれません。

人が集まる理由

いろんなライバルの中から、お客様が自分のサロンを選んでいる理由ってありますよね?開業した時も常に考えていたことだと思います。どうやって自分のお店に来てもらうのか?前のサロンからどのくらい流れてくるのか、何を売りにしているのか、値段設定をどうするか、近所に住んでる人の属性は、駅近なのか、駐車場があるか、いろんな条件が満たされた結果、選ばれているはずですよね。

初めは具体的な理由があったとしても、お客様によって訪れる理由は少しずつ変わっていくのかもしれません。美容師も歳をとるし、お客様も歳をとる。新しいスタッフも入るし流行りも変わる。髪型にかけれるお金が減る人もいるだろうし、値上げラッシュなど世の中の変化もある。サロンの芯となる部分は変えずに、上手く変化を加え続けていかなければ来る人は減っていってしまいそうです。

採用の入り口

お客様だけではなく採用も同じです。昔はある程度は人がとれていたけれども、最近は応募すら来ない。なかなか練習もしないしすぐ辞めちゃう。ようやく育ったと思ったら独立していく。そんな悩みを多くの経営者が抱えています。他サロンと比べられたときに自サロンを選んでもらえる理由をいかに作れているか。しっかり打ち出せているか。ひいてはずっと在籍したいとスタッフに思ってもらえる理由はなかなか作れていない気がします。

採用に困っているからと言って、採用の入り口を間違えてしまうとお互いが思っていた結果にはならなそうですよね。スタッフの採用、離職に関してはこれから永続的に続く課題です。大切に育てていたスタッフの離職ほど精神的にもダメージが大きくなり、いずれ対策を考えることすらストレスになってしまいそう。

自サロンに入る理由、残る理由をどれだけ明確に打ち出せているか、伝えられているか、入ってからのギャップをいかに感じさせていないか、一度しっかりと見直してみる必要があるかもしれませんね。

「雇ってみたけどちょっとウチには合わないかも。」

「入るまでわからなかった!聞いてない!求人票に書いていた内容と違う!」

「なかなか応募が来ないからとりあえず面接まで来た人は採用しよう。」

こんな状況って採用活動を続けていると結構ありませんか。とりあえずの採用が目的になってしまうと、結果として離職に繋がり永遠に悩むことになります。お互いが100%分かり合うということは難しいかもしれませんが、出来るだけ期待と現実の差がないようにしたいところです。人が集まり続ける理由をしっかりと作り続けていきたいですよね。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。