教育の相乗効果@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

REPSSでは新人研修が行われている真っ最中です。よくお客様から「いったい何屋なんですか?w」と言われるほどにREPSSで学ぶ範囲は広いです。それこそがREPSSの武器になっているのですが、私と同じ美容師出身の新人の照井からしたら、今まで聞いたことのない言葉が飛び交っていて脳が千切れるくらいに稼働している事でしょう。私の一年前の経験談です。本気で脳が疲弊していました。

未経験の業種へ飛び込むことは、自ら望んだことはいえそれなりの負担はかかるはずです。最初の緊張感は私より無さそうですが、どんな仕事でも初めての内容が続くと知らず知らず気が張ってしまうもの。今はまだ事務所で研修の日々が続いていますがそれなりに疲労しているかもしれません。REPSS若いチームとしてサポートしながら共に頑張っていこうと思います。

教える側のスタンス

昨年は自分が受けていた研修を横目で見ていると懐かしい気持ちになります。みんな最初だから優しいなーなんて思ったり。REPSSのおじさん達が自ら怒涛の研修を行っていきますが、隣で聞いていると私自身も新たな学びが見つかります。昨年は教えてもらった内容を頭にぶち込んでいくことに必死でしたが、今ならば同じ内容が違う視点でも見えてきます。内容の復習になるのはもちろんのこと、教える側のスタンスを客観的に見ることが出来ています。

いつ何時も相手に伝わっているかどうかを重視しています。さすがにそれくらいわかっているでしょ。普通わかるよね。という姿勢は誰も持っていません。ついつい私は照井を前から知っている分、これくらいはすぐ覚えてくれるだろう、大体は既に知っている内容だろうと思ってしまいそうですが、一方的に話をするだけの時間にならないように気をつけなければと感じました。こちらの常識は相手の常識とは限らないことを頭に入れて、相手の状況によって使う言葉や流れを変えていかなければと身が引き締まります。

業界用語、専門用語

業界用語、専門用語をやたらと使ってしまう人っていますよね。普通は知っていて当たり前というスタンスで話してくる人。知らないコチラがおかしいかのように話す人。美容師さんの中にもいませんか。お客様が合わせてくれていることに気づかず話し続けてしまう人。いざ知らない人が出てきたようなものなら、なぜか上から目線っぽく話してしまう人。そうなってしまっていることにもなかなか気付かない人。どう考えても良くはないですよね。

教育を担当することは、自分がそうなっていないかを見直せるいい機会だと思います。自分より詳しくない人を前に、経験や知識や技術を伝えていくことは簡単ではありません。キャリアと共に仕事に慣れが出てくると、気付かないうちに言葉をはしょったり、話の流れを省略してしまったり。自分流に基礎にアレンジを加えてしまったり、相手に必要以上の負担をかけているかもしれません。

相乗効果

教育から学べることは大いにあります。教えるのが苦手という人達はかなり勿体無い。サロンでも早くから教育の機会を触れさせてあげるべきだと思います。どう話すか、どの流れで話すのか、相手の表情は、声のトーンは、気分は、など教える側が注意するポイントは多いですよね。自分の発言や行動により相手がどうなったのかを社内で知れることは大いにサロンワークに活きてきます。

研修を横目で見ていて、いろいろ気付いたり考えたりしたのは、自分が担当する研修のパートを想像していたから。自分の事だけでいいや。となっていたら気付くことも考えることもなかったはず。教育は苦手、まだ早いと決めつけず、担当してみることで自分の成長にも繋げていけると思います。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。