負荷をかけましょう@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

美容室では繁忙期も落ち着いた頃でしょうか?

REPSS社でお手伝いしているサロンさんでは、美容師新人教育がスタートしています。昨年から練り上げてきた教育設計を初めてスタートするサロンさんは落ち着いてる暇もないかもしれません。新たなチャレンジとなりますが、サロンの未来が明るくなっていくことは確実なので全力で計画を実行していきましょう。例年になく教育に力を入れるので忙しくなると思いますが、しっかりとサポートさせていただきます。

忙しい方がいい

仕事が忙しいっていいことですよね。サロンワーク以外にやることが多くて頭がパンクしそうな状況でも、暇でやることがない。何をしたらいいのかわからない。という状況よりはマシだと思います。もちろん倒れない程度にですが。

忙しい方がいい。これはアシスタントにも言えることだと思います。平日が暇。土日だけそこそこ忙しいとなると、体は平日のサロンワークに慣れてしまいますよね。歩合もつかない基本給の時期だとすると、楽をしながら給料をもらえる環境の方を体が求めてしまうのが大多数で、相当な意識高い系でないと自分で考えて行動するというのは難しいような気もします。

暇でやることないのであれば練習しちゃえっていう考え方も大分増えてきましたが、予約状況やシフトによって差が出たりするので、不公平にならないように弊社の教育設計では前もって練習時間を組んでいます。

辞めちゃわない?

忙しすぎると最近の子は辞めてしまうのではないか。といったご相談もよくあります。教育設計をすると、その分新人や教育担当者の空き時間が無くなります。

その忙しさが誰のためなのか?によって変わると思っています。先輩のアシスタントとして、先輩の売上アップのために忙しいのか、自分の成長のためにサロンが投資してくれているから忙しくなるのか。

やる気と努力の向きがまるっきり変わってきますよね。逆に言えばそれだけ効率よく能力を高めてあげないと、モチベーションを保てない時代かもしれません。いろんな情報がスマホで簡単に調べられますから。暇な時間を与えると、もしくは自分の為以外に時間をとられると、転職先を調べるようになります。せっかくコストをかけて採用したのですから他業界や業務委託などへ流出させたくないですよね。ぬるま湯のような優しいサロンにいると新人はむしろ危機感を感じてしまいますよね。このままで自分は大丈夫なのだろうか?と。

少しの負荷も必要

美容師の仕事を続けるモチベーションは、お客様からの感謝のお言葉だったり、憧れのサロンや憧れの先輩と働くことだったり、頑張って売り上げた分の稼ぎだったり、成長できる環境だったりと。もしくはその全てかもしれません。他業界を経験している私からするといろんなモチベーションを作りやすい業種のように感じます。ただその全ては、本人が頑張ったからこそ感じられるものでもあるはずです。今後の美容室経営には、優しい環境も必要かもしれませんが、ある程度の忙しさや厳しさを与えていく必要もあるのではないでしょうか。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。