雇用保険も変わる@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

急に肌寒くなりましたね。快適に過ごしやすい時期ですがあっという間に過ぎていきそう。服装に困りますよね。日が暮れるのも早くなり雨の日も増えているので、皆様体調には気をつけましょう。

雇用保険の変化

最近は美容室に関わる法律や制度の変遷について書いています。今回は社会保険の中の一つ、雇用保険についてです。少し先の話になりますがこちらはルールが変わることが確定しています。既に加入している方は毎月のお給料から天引きされていると思いますが、社会保険と同様に加入対象となる日本人が増えそうです。

これまでは週に20時間以上働くパートさんが加入対象となっていましたが、2028年度からは週10時間以上働くパートさんも加入対象になることがほぼ決まっております。社会保険労務士さんがチェックしてくれますが、ご自身で給与を計算している方は気をつけてくださいね。

毎月のお給料から天引きされるパートさんが増えるということです。令和6年の料率は0.6%なので引かれる額としては他の税金より目立ちませんが、実はこちらの雇用保険料も過去に比べるとジワジワと上がってきています。この先も手取りが減っていく可能性があるということです。加えて近年の値上げラッシュ。日々の生活は苦しくなっていくのに年金はいくら貰えるのかわからない。それほどまでに日本の社会保障制度が維持できなくなっているということです。

 

少子高齢化

当たり前になりすぎて麻痺している言葉。いつまでも元気でいるということは身近な人にとっては喜ばしいことかもしれませんね。しかし国全体で捉えると、医療や介護、年金制度、お金がどんどんかかってきますので、若者世代が負担する消費税や社会保険料という名の税金が上がっていくのは至極当然のことです。

ルールの抜け穴を探したくもなりますが日本の現状を嘆いていても目の前の現実は変わりません。自分と周囲の人の人生を考えたときに、まず出来ることは本業でしっかりと稼ぐこと。そして長い間、元気で働き続けることが求められます。日頃のお金の使い方や生活習慣にも気をつけないとですね。

「何歳でFIREしたい」なんて声もここ最近聞きますが多くの人にとっては難しいでしょう。歳をとるとむしろ働ける場所がなくなっていくパターンです。美容師さんはその点、手に職があるので体力さえあればいつまでも働くことが出来ます。むしろ安定しているように思います。

人生を豊かにしてくれるのはもはや国ではありません。助けを待つ方がいろいろと難しい時代になっていきます。目指しているものがあったり、今よりもちょっといい暮らしを求めるのであれば、自分自身の力で結果を出していく方が簡単です。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。