どんな形で繋いでいくか@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

テレビではパリオリンピックや甲子園が開催されています。頑張っている人を見ると触発されたり勇気をもらいますよね。日本人の活躍はやはり嬉しい。私もコツコツと走り続けて少し痩せてきました。若い頃の運動能力に戻ることはできませんが、なるべく長く体力を維持していきたいところです。

事業の承継

今回のテーマは会社の承継や存続について。というのも、先日友人の上司が亡くなりました。心よりお悔やみ申し上げます。私も一度お会いしたことがある方で、最近になって体調を崩していたことは知っていたのですが、あまりに早い展開に驚きを隠せませんでした。

その会社は今回亡くなった社長さんと友人との2人だけの会社でした。その昔は従業員が10人ほど在籍していた時代もあったそうなのですが、近年は業務を縮小しながら2人きりで仕事をしていたそうです。そんな中での代表取締役の急逝、会社の存続や友人の生活すら危ぶまれる事態になりました。1人残された友人は色々とやらなければいけない手続きに追われる中で、今後どうしていくのかも考えなければいけない、バタバタな毎日を過ごしているようです。友人は会社の財務状況も把握しきれないままいきなりの代表取締役就任となりました。

状況を聞くとそこまで不安視するような状況ではなかったので、会社も自分の生活もなんとかなるだろうと思います。とはいえ数年間は不安はつきまとうでしょう。

会社を引き継いでいくためには相続、贈与、株式、など考えなければいけないことがたくさん出てきます。いつか必ずやってくる出来事にしっかりと準備ができていないままだと、残された従業員やお客様の生活にも影響を及ぼしてしまいます。誰しも自分自身の終わり際を考えることは気が進まないことですが、経営者にとっては最後の最後に残されている仕事なのかもしれません。

準備のタイミングは

今回は諸々の対応を急いでいる中での訃報でした。ではいつ準備を始めたら良いのでしょうか。元気なうちにとは言いますがタイミングはよくわかりません。とはいえ何かあった時のリスクを想定して準備しておくことも重要な仕事。思い立ったら準備するのではなく、タイミングは今なのかもしれません。

年齢を重ねると体力が必ず落ちていくように、人間である以上はいつか必ず起こる万が一。その時にどんな形で残し、繋いでいくのか。経営者のみならず、全員が向き合って考える必要がありそうです。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。