きっかけを与える@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

3ヶ月で太らない体と少しの体力を手に入れました。飲んだ後の締めのラーメンという誘惑にも負けなくなりました。しかし、終わり際のポテトフライという悪魔のお誘いにはまだ負けてしまいます。

やると決めてから完全に徹底しきれてはいませんが、何か一つきっかけがあればあっという間に行動は変わるものですね。結果が出始めると嬉しいです。ダイエットを始めたきっかけとはパワハラ?モラハラ?すれすれのものでしたが、結果として良い方に動き出しているので気にないことにしておきましょう。むしろ感謝です。たまには息を抜いたりしながらも、目的が明確になっていれば行動を起こすことができて続けられる。効果が目に見えてくるとそのモチベーションがさらに高まってきました。

最近は、スタイリストデビューの基準に達しているのに、お客様にはまだ入りたくないという若い美容師さんをみかけます。アシスタントは好きだけどカットはしたくない。そういった、何かしら変わるきっかけを掴めずに悩んでいる人が多いなと感じますし、きっかけを与える側はどうしたらいいのかも考えるようになりました。

行動しないのかできないのか

わかっているけども始められていない。動き出せずにいる。そんな人を多く見かけます。なぜやらないのだろうと思っていましたが、人それぞれに理由があったりします。

過去に失敗したことがある、それよりも優先すべきことがあって後回しになっている、わかったようで理解しきれていない、色々な意見を聞きすぎて混乱している、そもそもそれを重大と捉えていない。

同じ伝え方をしていても相手の状況は様々です。同じ伝え方をしていても響く人と響かない人に分かれてきます。そこをわきまえた上で伝えていかないと、どうも相手のせいにしてしまいがちです。強引にやらせてみるのも一つの方法かもですが。

もしかしたらそもそも行動できるような状況にない。プライベートで悩みを抱えている。体調が悪い。それどころじゃない状況なのかもしれません。相手はそこまで完全に自分の状況を開示してこないでしょうから、まずは一つづつ解決しながら伝えるタイミングを待つ工夫も必要なんでしょう。自分の伝えたい欲が出過ぎると、一歩下がってしまう。迷わせてしまう可能性もあるわけです。

人が行動する原理原則

去年の子達はすぐ理解してくれた。俺たちの頃はこうだった。最近の若い子は。はもう死語となっています。行動しない人と判断するのは早計です。きっかけを与えられるか、気づきを与えられるか、ヒントを与えられるかが重要になってきます。

上司の圧力や熱血教育では気付きは生まれません。動くきっかけも見つけらないかもしれません。ただ怒られないように作業的に練習をするだけ。

人が行動する原理原則とは、説明、納得、共感、想像のプロセスを踏むことで動くと言われています。多くの人が説明まではしていると思いますが、納得してもらう。ではなく説得する。になってしまっている人が多い気がします。

何回も同じミスをする、練習しない、一人のお客様に時間をかけすぎ、など人それぞれに課題が出た時にすぐに修正出来る子となかなか変わらない子がいると思います。ただ集中力がないだけと感じるかもしれませんが、それをなんとかしなければいけません。

どんなに練習しても、本人の想像力が不足していると変わっていきません。

どんなに教えても、伝える側の想像力が不足していたら進みません。

手を替え品を替え、同じことを繰り返し伝え続ける。寄り添いながら同じ歩幅で歩き始める。

そうしていく中で成長のきっかけを掴ませてあげることが重要だと思います。

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。