技術以外の教育@REPSS田口

こんにちは。REPSSの田口です。

だいぶ涼しくなりました。一瞬で秋も終わりそうで今週末から気温が下がるそうです。年末に向けて体調を整えましょう。

先日プライベートで、美容師さんではありませんが、接客態度に疑問を抱いてしまう店員さんに出会いました。こちらにも非があったのかはわかりませんがせっかくの休日が微妙な気持ちに。まあ生きていればこんな日もあるかと流せますが、自社にそういう部下がいた場合には何かしらの対策を考えなくてはいけないですよね。

最近の若い子は

このフレーズを言うと自分が歳を取った感覚になるので嫌なのですが、美容業界に限らず巷でよく聞くようになったことがあります。皆様も経験があると思いますが、「注意したら辞めちゃいそう。怒るなんてもってのほか。昔と今は違うのだから。とりあえず優しくしよう。」対若い子だけでなくベテランさんや男女間でもあるそうです。〇〇ハラスメントもどんどん増えてきました。逆に東京都では会社やお店を守るカスハラ条例というのも始まるそうです。

どんどん言いたいことが言えなくなる日本になっていく気がします。こうなると、何か面倒ごとが起きるよりは、とりあえず当たり障りのない事を言って、本当に言いたいことは我慢して、気付いているのに見ていないふりをして、トラブルがないように。マイナスがないように。と。美容師の教育の問題について少し悩んだ時期はあるけれど、例年離職が続いたりすると注意したくても段々と出来なくなっていきますよね。辞めないでくれて、フロアにいてくれるだけマシ。となってしまい、結果的にオーナーからしたら理想とは少し違うスタイリストが出来上がります。

確実に正しい方法とかはない世の中ですが、本来なら上手くいく確率が少しでも高い選択をしていきたいところです。会社で重要なポジションにいるような経験値が多い人が、伝えたいことや言った方がいいことを言わなくなってしまうと、会社がよくない結果に向かう確率が高くなるのは当然ですよね。

 

注意の仕方について

なんて言ったらいいのか。どうやったらわかってくれるのか。伝え方がわからない。上司も人間ですから、物事を伝えることが得意な人とそうでない人がいます。自分が育てられた教え方がベースになっていますから、時代が変わった今、ほぼ一から身につける必要があります。美容師は好きでも教えるの苦手という人って多いですよね。

しかし、相手のためを思って時には厳しいことも言わないといけない。技術だけうまけりゃいい訳ではないですよね。言われたことだけやってればいい訳でもない。なぜ注意するのか、なぜ指摘するのか?しっかりと意図を伝えられるように技術以外の能力アップもサロン運営には求められます。

 

この記事を書いた人

田口 恭平
田口 恭平
(タグチ キョウヘイ)元美容師。
美容室の経営に関わる仕事がしたいと思い、REPSS株式会社に入社しました。
最近は美容師新人教育の見直しについてのご相談を受けることが増えています。
その他、美容室に関わる保険、独立開業、採用、教育、税務、労務など、美容業界で働く皆様にとって、お役に立つような情報、気付きを発信していきます。