細分化して対策を練っていく@REPSS千葉

先日、10年来のサロンオーナーとお話すえる機会がありました。

10年サロン運営をしていく中で、独立開業から法人成り、サロン拡張など色々とお手伝いしてきて、お互いに歳をとったねなんて話をしながら、サロンの今後についてのご相談がありました。

出店していくのか、今の店舗で強化していくのか?

結果論という部分もありますが、どちらも間違いではなく、どちらも正解になり得る話。

3時間くらいの打ち合わせになりました。

 

サロンの方向性

お話をしていて、どうしたいのか?が明確ではなかったところから話が始まりました。

今のサロン状況は悪い状態ではない、ただ何か物足りない。スタッフが増えれば出店も考えたいが、そうなってくるとリクルートを強化していかなければならず、今のスタッフが成長すればまた違った状況になり、、、

といったような、気持ちはすごくわかりますが方向性を見失っている状態に感じたんです。

結局、決めるのはオーナーですよと伝えました。

こちら側は持っている知識や情報、経験からアドバイスはできますが、決定することはできないんですよね。決定するのはオーナーで、そうすると決めたらそこに向かって動くしかないですからね。

どう進むにしても共通の課題

どちらにしても考えなければいけない課題として、離職という話が上がりました。

10年で、離職者がいないサロンも珍しいかもしれませんが、このサロンでも例外ではなく離職が定期的に起こっています。

よくよく考えると、スタイリストまで成長しているスタッフが少ないという事に気づきました。ではその問題をどうやって解決するのか?

色々と手を打っているサロンさんもあるとは思いますが、なぜ?を徹底して考える。原因を追求しない対応策は、不発に終わってしまう可能性が高いです。

給与なのか、福利厚生なのか、労働環境なのか?

スタッフが離職する原因は、大きく分けて2つに分けられると思っています。

1つは個人的要因。

そのスタッフ個々の原因で離職すること。人間関係や家庭の事情など、そのスタッフが抱える個人的な問題から離職に至ってしまう事。

もう一つは環境的要因。

労働時間や練習環境、福利厚生などの問題があり、離職に至ってしまうこと。こちらに関してはスタッフ個々というよりサロンの仕組みの問題なので、改善していく事ができるはずですよね。

更に細分化していくのであれば、アシスタント・スタイリスト・トップスタイリスト・店長・幹部、それぞれの立場での離職の原因があるはずです。

 

細分化し、対策を練っていく。

余談ですが、社内独立という方法をオススメする事が多いのですが、離職という問題を少しでも軽減することができる手段の一つだと思っています。

この記事を書いた人

千葉 実
千葉 実
美容師・美容ディーラーの経歴を経て、REPSS株式会社という美容業界に特化した保険/求人会社の執行役員として所属しております。
美容室の開業、経営のお手伝いをしています。普段は基本、お客様やディーラーの方からご紹介頂く「紹介営業」で活動していますが、より多くの独立開業やサロン経営に携わる事ができればと思い、独立開業セミナー等開催しております。