店長とは?@REPSS千葉

皆さんのサロンに、店長はいますか?

あるサロンのオーナーと打ち合わせのときに、店長にしたいスタッフがいるという話になりました。

年齢は30歳、先々を考えるともしかしたら独立をするかもしれないが、現状はその意志はない様子、ただサロンからすると絶対に辞められたら困る人材のようです。

店長クラスのスタッフの離職は困りますよね、そういった事を防止するためにも今回店長という役職を与え、よりサロンの幹部としての自覚を持ってもらいたいとの事でした。

店長の役割

皆さんのサロンの店長の定義は決めていますか?

多くのサロンで売上がある、勤続年数が長い、年齢が上がってきている。そういった理由から店長を選んでいたりしますか?

もちろん店長にしたいと思える何かがあるから任命していると思うのですが、店長の定義が決まっているサロンはあまりない印象です。

そもそも店長に何を求めていますか?店長というからにはスタイリストとは違う、他のスタッフとは違う業務や責務が発生するはずですよね。

ざっくりとしたスタッフをまとめる、サロンの売上を管理するなど、ぱっと出てくることはあると思いますが、数値化していたり明確な定義を定めていない事が多いようです。

店長という肩書はあるけど、実際の所どんな役割があって、どんな責任があるのか。それがはっきりしていなければ、モチベーションにも関わってくるでしょう。

店長の定義

役割をしっかりと定めておく必要があると思っていて、そうしておかなければ事業展開して行ったときに不平不満が生じてくるかもしれません。

なんであの人が?自分と何が違うのか?一人しかいない店長であれば比較も出来ませんが、店舗展開し数人店長を設けるようであれば、しっかりとした定義を設け、それを満たしていれば店長になれる。

明確にしておかなければいけない所だと思います。

自分には何が足りないから店長にはなれない、ここをクリアしていけば店長になれる。わかりやすい方がスタッフのモチベーションにも繋がってくるのではないでしょうか。

売上があっても店長に向かない、そんなスタッフがいたらみなさんどうしますか?店長にするのか、他に適任がいるから昇格させないか?

定義がなければ、おそらく不具合が生じてくると思いませんか?

店長手当

店長なので、手当や昇給はあっていいものですよね。

決まった金額の手当を付けるという方法もありますが、個人的にオススメしたいのは店舗歩合。店長が所属する店舗の売上が歩合に反映するというやり方です。

いつまでも個人歩合だと、やはり自分の売上を気にしてしまいますよね。そうなると店長という業務に集中できない気がします。

自分個人の売上から、サロンの売上に意識を変えていく方法として、スタッフ教育に力を入れ、より密な関係性を築いていく方法として、このやり方は理に叶っていると思っています。

具体的な金額や定義を決めていきたいと考えているオーナーがいれば、一度ご相談いただければと思います。

この記事を書いた人

千葉 実
千葉 実
美容師・美容ディーラーの経歴を経て、REPSS株式会社という美容業界に特化した保険/求人会社の執行役員として所属しております。
美容室の開業、経営のお手伝いをしています。普段は基本、お客様やディーラーの方からご紹介頂く「紹介営業」で活動していますが、より多くの独立開業やサロン経営に携わる事ができればと思い、独立開業セミナー等開催しております。