ボーダレスになっていくサロン@REPSS千葉

業務委託サロンで最近、新卒採用をしているサロンが増えてきているようですね。

アシスタントは雇用、スタイリストになったら雇用から委託に変換できる仕組みです。もともと雇用系サロンの社内独立といった委託や面貸しへの変換は増えつつありましたが、業務委託サロンが雇用をしていくとなると新しい動きがありそうですよね。

ボーダレスになっていく

少し前までは雇用サロン、委託サロン、シェアサロンという線引がはっきりしていたように感じていましたが、その線引がどんどん無くなっていっているようです。

新たな強みや特色を作って行く動きは、裏を返せばお互いが強みにしていた部分が強みではなくなっていく事だとも思っています。

委託サロンが新卒採用をしていく動きは、雇用サロンにとっては打撃になりますが、求人難を考えるとなるべくしてなっているように感じています。

求職者からの需要があるのであれば考えていかなければいけないし、需要を先回りして仕組みを構築しておかなければ対応が後手になってしまうので、雇用サロンでも動きが活発になっていきそうですね。

今ある仕組みのアップデート

今考えなければいけないことの一つに、労務環境の整備があります。

今この時期、時代に新たに構築されていく給与体系や福利厚生と比較をしていますか?

ここ数年改変がなく、以前のままというサロンがあったら要注意かもしれません。人間関係や働きがいはもちろんあるとプラスになりますし、そういった面での強みもなければいけません。

ただし、最低でも一般的な労務環境が整っているという前提があってこそ選ばれると思っています。

他のサロンに比べて圧倒的に給与や福利厚生が不利であれば、集まるものも集まらなくなってしまうでしょう。

完全週休2日や有給は、もはや当たり前になってきていますので、その辺りの整備がまだというサロンさんは早めに対策を打っていかなければいけませんね。

求人と離職

ここ数年の求人は、上手く効果を出せていますか?

ここ数年の離職者は、何人いたでしょう?

数ある求職者の中から選べるという立場のサロンは、残念ながらごく少数です。二桁採用をして半分残れば良いというやり方ができればそれに越したこともないですが、中々それも難しいですよね。

そうなると、採用したスタッフを育てていく、離職を防ぎつつ求人を強化していかなければいけません。

他社の良いところを真似ていくのか?自社のオリジナルを構築していくのか?

どう対応するかはそれぞれですが、対応しなければいけない時期は今だと思っています。

この記事を書いた人

千葉 実
千葉 実
美容師・美容ディーラーの経歴を経て、REPSS株式会社という美容業界に特化した保険/求人会社の執行役員として所属しております。
美容室の開業、経営のお手伝いをしています。普段は基本、お客様やディーラーの方からご紹介頂く「紹介営業」で活動していますが、より多くの独立開業やサロン経営に携わる事ができればと思い、独立開業セミナー等開催しております。