労働環境の見直し@REPSS千葉

最低賃金の引き上げのタイミングや、社会保険料の見直しのタイミングで給与を少し変更する。こういった作業的なことはやっているサロンさんも多いかと思います。

最近でいうと、物価が上昇したりという情勢的な要素もありますが、より求人を強めていくために給与を改善していくサロンさんも増えてきています。

有給休暇をどうしているか、アシスタントやスタイリストの基本給はどれくらいが相場なのか、店長手当はどうしているかなど、他のサロンさんの状態を気にされる方が増えているように感じます。

給与や福利厚生、労働環境は整っていますか?

多くの美容室がまだまだ環境整備が整っていないのが現状だと思っています。

だからこそ、今整えていけば一歩先を行けるのではないかとも考えています。個人店でスタッフを増やさない考え方であれば必要無い部分かもしれませんが、事業展開、採用を考えているのであれば見直すべきところは見直しておく必要があるのではないでしょうか。

美容室の残業問題

私が数十年前に美容師だった頃からあまり変わっていない環境といえば、練習などの時間外労働でしょうか。

さらに言えば、出勤が9時だとしてもその前に掃除の時間があったり。美容業界では当たり前過ぎてそれが普通になってしまっているところです。

サロンオーナーと話をしていると、うちは残業も早出もありません!とお話しいただけるサロンさんでも、良く聞いてみるとあれ?という事が多くあります。

当たり前過ぎて気付けない事は多々ありますが、こういった意識や常識を見直す時期が来ているのかもしれませんね。

すべてを完璧に整えてき、超絶ホワイト企業というのはもしかしたら無理なのかもしれませんが、上場美容室の情報を聞いた所によると、やはり企業としてはしっかりしているんですよね。

そこで働きたいと感じるかは別ですが、企業として成り立っている、業界の中で大企業と言われるくらい成功しているということは、一定多数の需要があるからで、働く側からすれば求めている部分がそこにはあるのではないでしょか。

何から手を付けますか

さて、何から手をつけていきましょうか。

すべてを一気にクリーンにしていく事は、仕組み的にも経済的にも難しい問題です。

例えば土日に休める仕組み、今の若者に響くかもしれません。

有給を使った大型連休が取れるというのも魅力的ですよね。

朝練がない、仕事終わって掃除が終わったらすぐに帰れてプライベートの時間に使える、これも魅力的です。

どこから手をつけていきますか?今できることはなんでしょう?

まずはリストアップし、出来ることから初めてみませんか?

この記事を書いた人

千葉 実
千葉 実
美容師・美容ディーラーの経歴を経て、REPSS株式会社という美容業界に特化した保険/求人会社の執行役員として所属しております。
美容室の開業、経営のお手伝いをしています。普段は基本、お客様やディーラーの方からご紹介頂く「紹介営業」で活動していますが、より多くの独立開業やサロン経営に携わる事ができればと思い、独立開業セミナー等開催しております。

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