正しいという矛盾@REPSS千葉

先日、美容室スタッフと打ち合わせをしている時に、こんな話がありました。

今、サロンがヤバいんですと。何がヤバいかというと、スタッフがパタパタと離職してしまう可能性があるということ。よく聞いてみると辞めそうなスタッフはスタイリストが多く、その中には幹部も含まれているようでした。

他のサロンスタッフともお話する機会があり、そのスタッフは離職をし、次のサロンに行くことが決まっており、その移転先のオーナーと3人で話している時にこんな話が。

どうやって辞める事を伝えたんですか?と結構連絡が来ているんですとのこと。どちらのサロンも凄く良いサロンなんですよね。

そういったサロンでもこういった問題は起こるし、対策を考えていかなければ行けないと感じる話が立て続けにあったんです。

歳を重ねるという変化

これは誰にでも共通に、平等に起こっている変化ですよね。

あるあるですが、あの頃は〜とか、昔は〜とか、自分もたまに使ってるんですがw

少し前の話ですが、セクハラの相談も受けたんですよね。正直そんな事で??と思ってしまうことで、スタッフから相談があったようです。

とはいえ、今の常識や当たり前、全てを受け入れる必要はないと思っていますが、事が起こってから、大事になってしまってからでは遅いんですよね。

私ももうすぐ45歳のオジサンなので葛藤は正直あるんです、面倒に思う事も多々あります。ただ、そこを無視してしまうと、世代のギャップを埋めることは出来ない。そこをポリシーや信念といった言葉で片付けてしまうのは、ちょっと横暴な気もしています。

離職の問題を抱えているサロンオーナーは、男気のあるオーナーさんで、カッコいいなと思う方たちですが、逆らえない変化、自然な変化と同時に意識して変化していかなければいけない事もあるのではないかと感じる出来事だったんです。

正しいという難しさ

正しい事を正しいというのは当たり前ですよね。でもそこでついてこれない事があるのであれば、皆さんはどう考えますか?

数店舗の経営をしていた美容室が、支店をクローズし自分一人で営業しているオーナーも居ます。極端な例ですが、そういった結果もあるんですよね。

やってきたことは正しく、信念を持って経営してきた事実は変わりませんが、変化をしなければいけないときが来るのかもしれませんね。

正解は一つではないですし、人によっても違ったり。

そういった部分を柔軟に対応していくのか、突き通すのか?どちらが正解かもわかりませんが、どちらも正解になり得る話なので、選択して決断する必要があるでしょう。

中小企業ならではの悩みなのかもしれませんが、いつかは壁にぶつかるかもしれません。

この記事を書いた人

千葉 実
千葉 実
美容師・美容ディーラーの経歴を経て、REPSS株式会社という美容業界に特化した保険/求人会社の執行役員として所属しております。
美容室の開業、経営のお手伝いをしています。普段は基本、お客様やディーラーの方からご紹介頂く「紹介営業」で活動していますが、より多くの独立開業やサロン経営に携わる事ができればと思い、独立開業セミナー等開催しております。