言葉選び@REPSS千葉

先日打ち合わせしたサロンさんであった出来事です。

有給に関しての告知を先日したそうなんですが、その書面を見せていただいたら少々マズい内容になっていたんです。

有給という制度を本格的に取り入れていくことはとても良いことだと思います、異業種であれば当たり前で、大手企業だと逆に強制的に取らされるくらいの状況になっています。

美容室でも積極的に取り入れているサロンが増えて来ていますが、その本質やルール、法的にどういった制度なのかをしっかり把握しておかないと、良かれと思って取り入れたものが、逆にサロンの足枷になってしまうこともあるので、制度自体を理解した上で取り入れていきましょう。

感覚の違い

例えば有給に限らず、従業員と雇用主とで感覚の違いは多々あるのではないでしょうか。

雇用側としては整備して良くしていっているけど、従業員の反応が鈍かったり、当たり前になってしまったり。

こういった事は普通に起こりうる話。

私が美容師時代に、2年に1度社員旅行があって、海外に行くという美容室で働いていたのですが、どこに行くか?というミーティングがあり、そこであるスタイリストが旅行じゃなくてその分連休というのもありですか?という話をしました。

一定数のスタッフがその意見に賛同し盛り上がってしまい、それを聞いていたオーナーが結論として、社員旅行は無し、通常営業という結論を出しました。

せっかくの海外旅行、社員旅行。オーナーからすれば日頃の疲れを癒やし、スタッフの交流の場として、費用を負担して会社行事の一環で考えていたものが、スタッフには伝わっていなかったという例です。

旅行に行くなら休みでも良くない?という安易な考え方、そのスタッフには意図は伝わっていなかったんですよね。

有給を使う、使わせてもらう

同じ有給休暇でも、どちらの感覚で休んでいるのか。

もちろん有給は義務で権利ですが、感覚として取らせてもらっているという気持ちで休む方が、どちらにとっても気持ちが良いように感じます。

取って当たり前、ではあるのですが、その分他のスタッフが働いていて、サロンが稼働しているから給与が守られる。

そういった感覚があれば、お休み頂きます、お休みありがとうございました。が当たり前のように言葉になるし、気持ちも伝わってくるでしょう。

このあたりの感覚値は、強制できるものではないですが、矯正はできるものだと思っています。当たり前は当たり前ではない、矛盾するところですが、そういうモノとみんなが理解していれば、気持ちの良い制度、ありがたい制度のハズですよね。

伝え方次第

経営者のスキルとして、伝え方というのも必要なのではないかと思うのです。

粗利前の事を当たり前に伝える、正論を正論として伝える。

これももちろん必要ですし、強さがないと伝わらないことも多いでしょう。

とはいえ、言い方一つでモチベーションや成果につながるのであれば、それはスキルとして身につけておいていいものだと思っています。

正しいこと、当たり前の事を伝えているのに上手く伝わらない。多々あると思いますが、こちら側の伝え方次第で、すんなり話が進んでいく事も多いように感じます。

一貫性を持ち繰り返す

こちらも同じように必要なこと。

同じ言葉を繰り返す。ということでもありますが、同じ内容を繰り返すという事でもあります。

例えば「やれ。」という言葉を繰り返すのもあり。

お客様のために、自分自身のためにという枕詞を付け加えたり、やろうよ、やってみれば、と言葉の強さを変えてみたり。

大きな企業でこれをやっていては大変かもしれませんが、大きな企業だと人によって伝え方が変わり、どれかが当てハマる場合があります。

規模がまだまだ小さいのであれば、使い分けて行くテクニックがあってもいいのではないでしょうか。

この記事を書いた人

千葉 実
千葉 実
美容師・美容ディーラーの経歴を経て、REPSS株式会社という美容業界に特化した保険/求人会社の執行役員として所属しております。
美容室の開業、経営のお手伝いをしています。普段は基本、お客様やディーラーの方からご紹介頂く「紹介営業」で活動していますが、より多くの独立開業やサロン経営に携わる事ができればと思い、独立開業セミナー等開催しております。

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