前倒しの対策を@REPSS千葉

少し前のブログで店長の離職、幹部の離職について書きました。

その少し前に、ディーラーさんからお声がけいただき、営業の方達に向けて勉強会をさせていただきました。幹部の離職、スタイリストの離職といった問題を抱えているサロンさんが多くあって、今度はサロンオーナーを集めて頂いてお話する流れになりそうです。

スタッフの離職というのはやはり問題になっていて、悩みを抱えているオーナーさんが多くいそうですね。

離職さえ少なくできれば、後は展開していくだけ。簡単に言ってしまっていますがとても難しい問題ですが、早々に取り組み結果を出しているサロンさんも増えてきています。

問題を抱え解決策を模索しているようであれば、ぜひお声がけください。

スタッフのキャリアについて

新卒採用し、アシスタントからスタイリストへ。スタイリストからトップスタイリストへ。そこから店長になったり幹部になったり。新卒採用やアシスタント採用を行っていないサロンさんもあるかと思いますが、美容師のキャリアは概ねこの流れに沿っているはずですよね。

その流れの中で、スタッフが離職してしまうという問題。

離職と一言でまとめてしまっていますが、その原因はそれぞれ違うはずです。プライベートの時間が無いのか、休みが少ないのか、稼げないのか、将来に不安を感じてしまうのか。

人間関係のもつれや、サロンが嫌になって辞めていくというスタッフは、辞めていくスタッフの中でどれくらいいるのでしょう?最終的にそうなってしまったとしてもその過程の中で「もっとこうであったらいいのに」というきっかけの理由があって、そこが満たされない、このままいくとどうなるんだろう?という不満が、不安に変わっていくのではないかと考えています。

スタッフの今のキャリアで考えうる離職のきっかけになる不満を解決できれば、離職はもっと防げるのではないかと思うのです。

後出しではなく先手で仕組み作り

「退職を考えています」という相談があった時点で、そのスタッフの中ではある程度決心してしまっている。そうなってから実はこう考えていた、そうしようと思っているでは遅いんですよね。

うちにはこういう仕組みがあるんだよ、と前もって話をしておくことができれば、要らぬ不満も不安も考えなくて済む事になるのであれば、自分の将来を少なからずイメージできている状態だと思うんです。

離職をしてからでは遅いですし、そういった経験があるのであれば今後も起こりうる話です。

事実として、美容室の独立件数はここ数十年、お問い合わせ件数は減少しておらず、体感的には増加している印象、それだけ力をもったスタイリストが独立していってしまっているんですよね。

幹部ベテランは残っている、アシスタントもいるが中間の若手スタイリストがいないサロン。他の美容室に流出してしまっていませんか、そのスタッフが働いている美容室はどんな美容室でしょう?

仕組みを作り、流出を防ぐ。

 

それだけで、どれだけ展開できるのか想像してみてください。

この記事を書いた人

千葉 実
千葉 実
美容師・美容ディーラーの経歴を経て、REPSS株式会社という美容業界に特化した保険/求人会社の執行役員として所属しております。
美容室の開業、経営のお手伝いをしています。普段は基本、お客様やディーラーの方からご紹介頂く「紹介営業」で活動していますが、より多くの独立開業やサロン経営に携わる事ができればと思い、独立開業セミナー等開催しております。